今週の「スポーツオンライン」、まずは、バスケットボールの話題、残念なニュースが入ってきました。40年以上の歴史をもち、台湾みならず日本のファンにもおなじみの国際招待試合、ウイリアムジョーンズカップが2日、新型コロナウイルスの影響で中止されることが決定しました。
ウイリアムジョーンズカップは、台湾のバスケットボール界が、その名称問題をめぐり、世界から締め出されていた時期、中華民国台湾に友好的だったFIBA(国際バスケットボール連盟)のウイリアム・ジョーンズ・元事務総長を記念して設立された国際招待試合で、1977年からこれまで、ほぼ毎年、夏に開催されてきました。ウイリアムジョーンズカップが中止となったのは、アリーナが火災に見舞われた1989年、SARSが流行した2003年に続き、今年が3回目です。
今年42回目を迎える同大会は、当初7月に開催予定でしたが、北部・新北市の新装荘体育館で開催される予定だった女子の部は早々と延期が決定、南部、高雄市の高雄アリーナで開催される予定だった男子の部にも、8月29日から9月6日の期間に延期されていました。
女子の部については開催地の変更の可能性も明らかになるなど、中華民国バスケットボール協会は開催の可否の可能性について評価、検討を重ねてきましたが、現時点で中華民国政府は、海外からの入国について厳しいレベルの制限をしていること、さらに、多くの国のナショナルチームが大会に向けた合宿を行えていないこともあり、仮に大会を開催しても、来台して大会に出場できるチームがないという可能性が高いことから、やむなく中止となりました。
国内では観客も動員し、各種のスポーツのリーグが開催されている台湾ですが、国際大会開催はまだまだハードルが高そうです。
(ジングル)
続いては、4 月に開幕した台湾の男女の最高峰リーグ、男子の「台湾フットボールプレミアリーグ(TFPL)」、女子の「台湾ムーランフットボールリーグ」の話題です。
男女両リーグのここまでの順位をご紹介しましょう。まずは、8 チームで行われている男子の「台湾フットボールプレミアリーグ(TFPL)」です。毎ラウンド7試合、全3ラウンド21試合戦うレギュラーシーズン、各チームはここまで、第2ラウンドの2試合目、9試合を終えています。
1位は日本人がチームオーナーを努め、元中華民国ナショナルチームの今井敏明監督が率い、複数の日本人選手を抱える台中FUTUROでここまで9試合、6勝3引き分け、負け無しで勝ち点21となっています。2位にピッタリとつけるのが勝ち点20で台湾電力、3位が勝ち点15でハンユエンFC、4位が勝ち点13、リーグ3連覇中の台北ダートン、5位が勝ち点12で台湾鋼鉄、6位が勝ち点10で国立台湾体育運動大学、そして7位と8位は勝ち点4で並んでいますが、銘伝大学が7位、台北レッドライオンズが最下位8位となっています。
男子はまた明日5日に試合が行われ、FUTUROと現在4位の台北ダートンが対戦します。今季開幕から今ひとつ調子に乗れない王者ダートン、首位のFUTUROに一矢報いることで調子をあげていきたいところです。
一方、6 チームで行われている「台湾ムーランフットボールリーグ」は3強が激しい闘いを続けています。毎ラウンド5試合、全3ラウンド15試合戦うレギュラーシーズン、各チーム、第2ラウンドの4試合目、9試合を終えています。
1位は勝ち点23、7勝2引き分けの花蓮、2位は、勝ち点21、3連覇中の台中ブルーホエールズ、3位は台北ブラボーで勝ち点19となっています。そして少し離されて4位は勝ち点10で桃園国際、さらに新北ホンユエンが勝ち点4で5位、高雄ヤンシンは勝ち点1で最下位となっています。
3分の2を消化し、優勝争いは花蓮、台中、台北の上位3チームに絞られたといえそうです。次節は11日、1位花蓮と2位台中の直接対決があり、こちらも見逃せません。
(ジングル)
続いては野球、まずはアメリカ大リーグのニュースです。台湾時間の6月29日、アメリカ大リーグの各球団は、今季試合に出場できるいわゆるメジャー登録60人枠の発表を行いました。
そして、台湾出身選手ではボストン・レッドソックスのリン・ツーウェイ選手、クリーブランド・インディアンスのチャン・ユーチョン選手、デトロイト・タイガースのチャン・シャオチン投手、そしてテキサス・レンジャーズのホアン・ウェイチエ投手の4人が60人枠入りを果たしました。
新型コロナウイルスの影響によりおよそ4ヶ月遅れ、23日に開幕、過密日程の中、60試合の開催となる今シーズン、開幕時に60人枠から30人に絞り、さらに開幕後およそ1ヶ月経った段階で28人、そしてレギュラーシーズン最後の2週間で例年と同様26人にまで絞られます。なお、サンディエゴ・パドレス傘下のフー・チーウェイ投手、ソン・ウェンフア投手は60人枠から漏れましたが、出場可能性がゼロになったわけではないということです。
また、大リーグは開幕を目指していますが、マイナーリーグは今シーズン中止が決定しました。中華民国野球協会では、マイナーリーグ所属の15人ほどの台湾出身選手が、プレーを通じてコンディションを維持できるよう台湾で合宿、国内アマチュアチームなどとの実戦を行う計画を明らかにしました。野球協会では、選手の所属球団と話し合い、参加希望の選手を確認したいとしています。
おしまいに、台湾プロ野球です。60試合行われる前期シーズンも大詰めに入ってきました。3日まで各チーム49試合から53試合消化し、1位は31勝20敗で中信兄弟、2位は2ゲーム差で楽天モンキーズ、3位は首位から9ゲーム差で統一セブンイレブンライオンズ、4位最下位は11ゲーム差でフーボン・ガーディアンズとなっています。3位のライオンズ、4位のガーディアンズは3日の試合で敗れ、優勝の可能性がなくなり、優勝争いは上位2チームに絞られました。
1日、6月の月間MVPが発表となりました。投手部門は中信兄弟の若き右腕、フアン・オンスー投手で4試合に登板、打高投低の中、3勝、防御率2.67、27イニングを投げ34奪三振という堂々たる内容をみせました。
打者部門は、ライオンズのスー・チーチェ選手で、打率417、9ホームラン、26打点と大爆発をみせました。
中信は3人の外国人、そして月間MVP受賞のホアン・オンスー投手ら先発陣のほか、セットアッパー、クローザーも安定した投球内容をみせており、この10試合7勝、粘るモンキーズから逃げています。大詰めとなった前期シーズン、果たして優勝するのはどちらのチームでしょうか、熱い戦いが繰り広げられそうですね。
Rti 台湾国際放送
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