台湾には「三金」と呼ばれる“台湾三大娯楽賞”があるのをご存知ですか。
ひとつは、“台湾版アカデミー賞”と呼ばれる「金馬獎(ゴールデンホースアワード)」、2つ目は、“台湾版グラミー賞” と呼ばれる「金曲獎(ゴールデンメロディーアワード)」、そして“台湾版エミー賞”と呼ばれる「金鐘獎(ゴールデンベルアワード)」の3つ。その3つの賞の中国語名の最初の文字、“金”を取って、「三金」と呼ばれています。
その「三金」のうちの一つ、「金鐘獎(ゴールデンベルアワード)」の今年の授賞式が先週末から行われています。
この「金鐘獎」とは、台湾のテレビ・ラジオ界における年に一度の祭典で、1965年に始まり、今年は第57回となります。
「三金」のうち、他の2つの賞とちょっと違うのは、「金馬獎」と「金曲獎」が広い地域の作品をカバーしているのに対し、「金鐘獎」は“本土化”、つまり台湾ローカルを徹底していて、海外からの輸入作品は参加できない他、中国大陸からの出場も禁止されています。
これは、台湾のローカルメディア産業を保護し、台湾でより優れた番組が見られるようにするためなんだそうです。
日本で紹介される際には、“台湾版エミー賞”と呼ばれることが多いのですが、創設当初は、主にラジオ放送を対象とした賞で、ニュース番組、音楽番組、広告番組などが表彰されていました。そして1971年からテレビも対象となり、「廣播金鐘獎(ラジオ金鐘獎)」と「電視金鐘獎(テレビ金鐘獎)」の2つに分けて、それぞれのメディアにおける賞を発表するようになりました。
そして、今年(2022年)からは、「電視金鐘獎(テレビ金鐘獎)」をさらに「電視金鐘獎節目類(テレビ金鐘獎番組部門)」と「電視金鐘獎戲劇類(テレビ金鐘獎ドラマ部門)」に分け、「ラジオ」、「テレビ番組」、「テレビドラマ」の3つに分けて賞が選ばれています。
先週末(10/15)にまずはラジオ賞、「第57回 廣播金鐘獎(ラジオ金鐘獎)」の授賞式が行われました。
今年は、83の放送事業者から885件のエントリーがあり、RTI中央廣播電台(中央放送局)は、8つの項目でノミネート、そしてその中から、RTIの人気長寿番組「時代劇場」が「廣播劇獎(ラジオドラマ賞)」を、そして「愛的編年史」という番組が「音效獎(サウンド賞)」を獲得しました。
そして今週末、まずは今日(10/21)、「電視金鐘獎節目類(テレビ金鐘獎番組部門)」の発表が、そして明日(10/22)、「電視金鐘獎戲劇類(テレビ金鐘獎ドラマ部門)」の発表が行われます。
台湾時間の夜19時から発表が行われているので、今、まさに「電視金鐘獎節目類(テレビ金鐘獎番組部門)」の発表が行われているところです。
気になる方は、「金鐘獎」のオフィシャルサイトでライブ配信が行われています。
「金鐘獎」オフィシャルサイトのアドレスは、https://gba.tavis.tw/57th です。
全て中国語ですが、ライブ配信は、メニューの中にある「典禮直播」部分をクリックすると見ることができますよ。ぜひ観てみてください。
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今年から「節目類(番組部門)」と「戲劇類(ドラマ部門)」に分かれて受賞式が行われている「電視金鐘獎(テレビ金鐘獎)」。
これは、日本の文部科学省に類似する文化部が、台湾のドラマのブランドの構築、国際的な知名度の向上、国内外の視聴者の声を反映させるため、また近年、台湾のドラマ制作の品質と規模が洗練されていることに対応して行った5大イノベーションのうちの一つで、「節目類(番組部門)」では21の項目、「戲劇類(ドラマ部門)」では27の項目で受賞者が選ばれます。
またその5大新イノベーションとして、「戲劇類(ドラマ部門)」の「連續劇及迷你劇集(“連続ドラマ”および“ミニドラマシリーズ”)」において、今年、「造型設計獎(造形設計賞)」、「視覺特效獎(視覚効果賞)」、「戲劇配樂獎(ドラマサントラ賞)」、「主題歌曲獎(主題歌賞)」の4つの項目が新設されています。
この他、「兒童少年節目獎(児童・青少年向け番組賞)」を「兒童節目獎(児童向け番組賞)」と「少年節目獎(青少年向け番組賞)」の二つに分ける。
「最具人氣戲劇節目獎(最も人気のあるドラマ賞)」と「最具人氣綜藝節目獎(最も人気のあるバラエティ賞)」という“非公式コンペティション賞”を新設し、投票制にすることによって視聴者の参加の度合いを高め、「金鐘獎」のイベントでの議論のレベルアップを図る。
今年の「特別獎(特別賞)」には賞金10万台湾元(日本円でおよそ46万8000円)を贈るというイノベーションが行われています。
ちなみに、今年の「電視金鐘獎戲劇類(テレビ金鐘獎ドラマ部門)」で最多のノミネートを果たしている作品は、第2次世界大戦後の激動の1949年を舞台に繰り広げられる“茶葉商戦”を描いた作品「茶金(ゴールドリーフ)」。連続ドラマ作品賞をはじめ、監督賞や、脚本賞、主演男優賞など、16項目でノミネートされています。
また、台湾初の大河ドラマとして注目を集めた、1867年の「ローバー号事件」を軸に描いた物語、「斯卡羅(スカロ)」が13項目でノミネート。
そして、1988年の台北・林森北路にある日系ナイトクラブ「光」を舞台に、ママさんやホステス同士の愛と友情、嫉妬と憎しみを描いた作品、「華燈初上(Light the Night)」が11部門にノミネートされています。この「華燈初上(Light the Night)は、「夜を生きる女たち」という日本語タイトルでNetflixで配信されているので見たという方もいらっしゃるかもしれませんね。
ここ数年、面白い台湾のドラマが出ていているので、「ドラマ部門」への注目が高まっていて、今回は大接戦とも言われています。
どんなドラマがどの項目で受賞するのか楽しみです。皆さんもぜひ注目してみてくださいね。
Rti 台湾国際放送
Rti 台湾国際放送 
