今日、2月4日は二十四節気の「立春」─。
「立春」の“立”は“始まり”の意味で、「立春」は暦の上で“春の始まり”とされています。
天文学的に言うと、「立春」とは、太陽の軌道(黄道)が315度になる日のこと。
季節の概念は早くは古代中国の春秋時代からあって、1年には立春、春分、立夏、夏至、立秋、秋分、立冬、冬至の8つの季節がありました。その後、更に詳しく分けられ24の節気となりました。
古代中国の人たちは、太陽の黄道上を1年かけて1周することでその“春夏秋冬”一巡することに気付き、1年で1周する黄道を24等分して「二十四節気」を作りました。
太陽の位置がベースですので、「二十四節気」は“中国版の太陽暦”といったところでしょうか。
漢の時代より前は暦の変更が多かったことから、かつてはこの二十四節気の「立春」を「春節」、つまり一年の始まりと定められていました。これは1913年に当時の国民政府が「旧暦の元日を『春節(一年の始まり)』とする」と正式に決めるまで、2000年以上続いていたそうです。その後、「立春」は二十四節気の一つとして今まで受け継がれています。
ところで、なぜ「立春」と「旧暦の元日」が同じ日にならなかったのでしょうか。
これは、「立春」は“太陽の位置”を基にしている一方で、「旧暦」は“月の満ち欠け”を基にしている「太陰太陽暦」によるものだからなんです。
旧暦は、月の満ち欠けを基にし、「朔(さく)」、つまり新月の日がその月の1日として数えます。
でも、地球の季節を決めるのは、地球が太陽の周りをまわっている位置であって、地球の周りをまわっている月とは関係がありません。
そのため、ほとんどの場合で、「立春」と「旧暦の元日」は別の日になります。
ただ、「立春」と「旧暦の元日」はおよそ30年に一度重なることがあるそうで、とてもおめでたい年とされていますが、次は2038年に訪れるそうですよ。
この「立春」の頃になると、気温が上がりはじめ、日照時間や雨などが増え、植物が芽吹く準備を始め、鳥たちの鳴き声が聞こえ始めると言われています。
でも、日本だと「立春」の頃はまだ寒い日が続いていて、“春の始まり”というのはあまり感じられないかもしれませんが、それもそのはず。「立春」は春の始まり、つまり“入口”ですので、“寒さの峠を越えた”ということで、“まだ寒い時”とも言えるんです。
ただ、南に位置する台湾では、この「立春」の頃になると“春がやってきたな”という感覚を感じます。
農業においても、「立春」の頃になると、中南部では一期作の田植えが始まり、北部では畑の種まきが始まったりします。そのため、農家の人々は、この「立春」の天気を見て、この1年の収穫を予測するそうです。
ちなみに、伝統的な民間行事には様々なタブーがありますが、「立春」にもタブーがあるのをご存知でしょうか。
●「立春」には病院に見てもらいに行ってはならない!
「立春」に病院に見てもらいに行くと、その一年は運気が良くなくなるとされています。
●「立春」の散髪はタブー!
「立春」に散髪をすると不運に見舞われるそうです。
●「立春」はゴロゴロしてはならない。
座ったり、立ったり、歩いたりした方がいいとされています。
●「立春」は、引っ越しをしてはならない。
一年の始まりに引っ越しはタブーです。
●「立春」は、喧嘩をせず、汚い言葉を使わず、口喧嘩をせず、和気あいあいと春の訪れを迎えましょう
…とのことです。
新年早々、お引越しをしようとする人はよっぽどこの日じゃないと!という場合くらいだとは思うので、一般には避けることはできると思いますが、病院に関しては、突然、調子が悪くなることもあるわけですから、病院に見てもらいに行くと運気が良くなくなる…というのはちょっと辛いですね。
“寒さの峠を越えた”とは言ってもまだ寒さが残る「立春」。
気温の変化も大きいですので、体調を崩さないように気を付けてくださいね。
Rti 台湾国際放送
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