11月に入って、台湾もようやく秋らしく肌寒くなったかと思うと、また少し気温が上がったりして、まだまだ日中は半そでの人も見かけたりしますが、今度の日曜日(11/7)は、二十四節気の「立冬」。暦の上ではもう“冬”がやってくるんですね。
二十四節気の第19番目にあたる「立冬」─。
二十四節気と、それをさらに細かく分けた七十二候について書かれた古い書物によると、「立冬」は、「立冬の“立”は始まりなり」、また「立冬の“冬”は、終わりなり。万物を納めるときである」と書かれています。
つまり、秋の作物は全て収穫し、貯蔵され、動物たちも冬眠の準備のために隠れているという事です。
「立冬」は、“冬の到来”を表すだけでなく、冬の始まりであり、あらゆるものを貯蔵し、寒さから守るという時期です。
もちろん、身体にもしっかり栄養を蓄えておこうと、台湾では「立冬補冬,補嘴空」という諺があって、立冬がやってきたら、着る服を増やして暖かくするだけでなく、食べ物や飲み物をしっかりとって、身体をいたわり、寒い冬の訪れの予防をすることが大切だとしています。
そこで、「立冬」のこの日、台湾では、“歲寒三友(歳寒の3つの友)”、 “三大進補美食(三大栄養補給美食)”と呼ばれる、ごま油と鶏肉の煮込みスープ「麻油雞」や、羊肉の漢方鍋「羊肉爐」、そして生姜のきいたアヒル鍋「薑母鴨」といった、冬の滋養強壮の食べ物を食べて、しっかりと栄養を蓄え風邪などを予防します。
ちなみに、「立冬」も、「立秋」同様に、古くからこの時の天気でその冬の暖かさを占っていました。
「立冬に晴れるとその年の冬は寒く、立冬に曇りか雨だとその年の冬は暖かい」と言われているそうです。今年はどちらでしょうね。
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「立冬」にもやってはならないこと、“タブー”があります。どのようなタブーかというと…
1.朝早くから外出してはならない
冬の早朝は一日のうち、気温が最も低く、最も寒いときです。そんなときに外出をすればすぐに風邪をひいてしまいます。しかも“陰”のエネルギーに包まれ、体内の“陰”と“陽”のバランスが崩れてしまいます。そのため、年配の方はお昼の太陽が高く上がって陽がしっかり照っている時間帯まで待ってから外出した方がいいとされています。また、サラリーパーソンは服を多めに着て、しっかりと防寒対策をして出かけましょう。
2.太陽に長く当たりすぎてはいけない
冬の太陽の日差しは、とても心地よく感じますよね。そのため、多くの人たちが陽にあたろうとします。五行八字(日本でいうところの四柱推命)の観点から見ると、陽にあたりすぎると、“五行”の中の「水」の要素が減り、自身の財運に影響を及ぼすと言われています。
また、現代の健康の観点から見ると、日光を浴びすぎると、紫外線が体の自然なバリアーを損ね、皮膚がんの発生の引き金となったり、視力の低下の原因にもなります。
3.頻繁にお風呂に入ってはいけない
冬は空気が冷たく乾燥していることから、肌のかさつきやかゆみを引き起こしやすくなります。多くの人がこまめにお風呂に入る習慣があると思いますが、そのため、皮膚は洗うほどに乾燥し、かさつきやかゆみなどの問題はどんどんひどくなります。ですので、冬場は2~3日に1回程度の入浴が望ましいとされています。
4.小さな病を放っておいてはならない
立冬後は季節が秋から冬に替わり、多くの人が風邪をひきやすくなります。ただ、多くの人が、咳やちょっとした発熱などの風邪の症状を“小さな病だ”とし、少し眠れば治ると思っている人が多くいます。
しかし、冬は病気になりやすい季節です。若いときにないがしろにしていると、将来、病気の根源となりやすくなりますので注意が必要です。
日本でも「風邪は万病の元」と言いますからね。侮ってはいけません。
タブー3つ目の、皮膚が乾燥するからお風呂は2~3日に1度のペースがいい…というのは、現代の人々にとってはちょっと抵抗がある人も多いと思います。
ただ、確かに皮膚が乾燥する時期ですので、毎日のお風呂の後には、しっかりと皮膚を保湿をしてあげてくださいね。
過去、農耕社会だった台湾では、「立冬」は1年間働いた人たちが収穫を終え、休息をする日で、1年間頑張った家族に報いる日でもあります。
この日は皆さんもしっかり休んで、これからやってくる冬に向けて、しっかりと栄養を蓄えましょう。
Rti 台湾国際放送
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