今週の水曜日、21日は旧暦では9月9日「重陽節」でした。重陽というのは、旧暦の大晦日、清明節、中元節と並んで華人の重要な節句の一つです。
「陰陽思想」と呼ばれる、あらゆる事象陰と陽に分ける古代中国の考え方では、奇数は「陽」の数と考えられており、その奇数の中で9は最も大きい数であることから、旧暦の9月9日は、陽が重なるととして、重陽と呼ばれるようになりました。もともとは、あまりにも陽が強すぎるとして良い日とはされていませんでしたが、次第に縁起のいい日と考えられるようになりました。
ただ、他の華人の節句と違い、この重陽節に何をするかについては、時代や場所によって様々です。この時期、ちょうど開花する菊の花を鑑賞したり、菊の花のお酒を飲んで宴会をしたり、また、ちょうど過ごしやすい気候になるからでしょうか、山に登ったり、外で凧揚げをするという習慣もあります。ただ1970年代から台湾での重陽節は、お年寄りを敬う日、日本でいう敬老の日の意味合いを持つ日となっています。これはなぜかと申しますと、漢数字の「九」の標準中国語読み「九」と、「久しい」という漢字の読みが同じだからです。特に2つ重ねますと、「末永く」という意味合いがより強まります。中華民国台湾では1974年に、重陽節を敬老の日と定め、お年寄りを敬い、慈しむことが呼びかけられるようになりました。
今年も台湾では「重陽節」の前後、各地でお年寄りに関わるイベントが行われたほか、100歳以上のお年寄りなど、長寿の人たちに関する報道が出ています。本日の文化の台湾では、「重陽節」イベントや100歳以上のお年寄りに関する話題についてご紹介します。
Rti 台湾国際放送 
