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台湾ソフトパワー - 2022-05-31_時代と共にどんどん進化している「統一發票(レシートくじ)」

  • 31 May, 2022
台湾ソフトパワー
当たるかも?!とみんなが期待をする統一發票(レシートくじ)。時代と共にどんどん進化している。(写真:RTI)

台湾では買い物をした時などにもらうレシートがくじになっていて、2か月に一度、当選の発表が行われるのですが、先日、私もなんと1000元(約4300円)が当たって、今、とっても喜んでいるところです♪(笑)

このレシートくじは、「統一發票」と呼ばれています。

台湾に来られたことがある方の中には、買い物をした時にもらったレシートに番号が振ってあることに気付いた人もいるのではないでしょうか。

また、街頭でレシートを募っていたり、店先にレシートの募金箱のようなものが置いてあるのを目にしたことがあるかもしれませんね。

レシートがくじになっているので、もしそのレシートが当たったら、当選金額が寄付されることになるので、いらないレシートを入れていく人も多くいます。

そんな「統一發票(レシートくじ)」、始まりは台湾政府が脱税防止と税収の安定化を目的に普及を図ったものです。もしかしたら当たるかもしれない!と思ったら、客側はレシートを欲しがりますよね。そのため、ちゃんとレシートを発行することで記録がちゃんと残り、お店の脱税を防ぐという考えなんです。

レシートくじの当選金額は末等の200元(約880円)から、現在の最高は特別賞の1000万元(約4,400万円)までの賞金が設定されています。普通に生活の中でお買い物して、もしかしたら1000万元が当たる?!となれば、それはレシートしっかりともらっておきますよね。この発想はすごいですね。

そして、そのレシート自体も、時代と共に変わってきています。

当初は「三聯式」、「二聯式」という2種類で、「三聯式」は営利事業者、「二聯式」は非営利事業者や個人に対して発行されます。レシートには、くじの発表の通し番号、成約期日、品名、数量、単価、課税別、総額などが商店の住所と共に記載され、レシートを発行した商店は、「統一編號(統一番号)」と呼ばれる個人・法人営利機構に与えられた個別番号を記載する必要があります。

そして1980年代には、この2種類のレシート以外に、「收銀機統一發票(レジスター発行のレシート)」と「電子計算機統一發票(コンピュータ発行のレシート)」が誕生。台湾で買い物をした際、細長いレシートをもらったことがあるかもしれませんね。それは、「收銀機統一發票(レジスター発行のレシート)」の「二聯式」タイプのものです。

1990年代以降、台湾ではコンビニが急速に展開したことから、この細長い「收銀機統一發票(レジスター発行のレシート)」が多くなっていましたが、2000年代から、電子取引の量が増加。それにより、「電子發票(電子レシート)」へと変わっていきます。

この「電子發票(電子レシート)」へと移行していったことで、指定の紙の発行量を削減し、更にはその紙の輸送費も削減することができました。

そして、2014年には、紙の「電子發票(電子レシート)」を「電子發票證明聯(電子レシート証明)」という名前に変更し、縦9cm、横5.7cmのレシートに統一し、レシートにはバーコードとQRコードが印字され、それを読み取ると消費明細が見られるようなスタイルとなりました。

また、この「電子發票(電子レシート)」のサービスを、交通系ICカードやスマホ、百貨店やスーパーの会員カード、クレジットカードなどを使って、利用できるようになりました。

そうして、キャリアに保管される実体のない「電子發票(電子レシート)」のことを正式に「雲端發票(クラウド型レシート)」と呼ぶようになりました。

クラウド上に保存されるので、紙のように紛失することもありませんし、ペーパーレスでエコですね。こうしてだんだんと利用者が広がっていきました。

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でも、交通系ICカード、スマホ、会員カード、クレジットカード…といろんなキャリアが使えるようになると、逆に使い分けが大変となりますが、そこで政府は2012年3月1日に、「電子發票共通性載具(電子レシート共通性キャリア)」サービスを打ち出しました。

これは、様々なキャリアを一元管理できるもので、財政部の「電子發票整合服務平台(電子レシート整合性サービスプラットフォーム)」で申請をして、自分のバーコードを手に入れ、それをプリントアウトするか、アプリでスマホに表示させて、会計の際に読み取ってもらい、自身のキャリアの中に「電子發票(電子レシート)」を自動で保存するというものです。

そして、もし当選した場合は自動で通知が来て、個人情報との紐づけをしていれば、自動で振り込まれます。便利ですね。

さらには、政府が、「電子發票(電子レシート)」対象の当選金も用意していて、当選の確率が上がっています。

このようにどんどん進化している台湾の「統一發票(レシートくじ)」。その時代に合わせて変化していく柔軟さも素晴らしいなと思いますし、それに老若男女問わず、みんなもどんどん対応していくあたりが、やはり台湾の人たちは柔軟性に富んでいるなと感じます。

私は実態がないとどうしても忘れがちなので、なかなか「電子發票共通性載具(電子レシート共通性キャリア)」に手を出せなかったのですが、使い始めてみると、お財布の中にレシートがあまりたまらなくて便利なのと、当選した際も通知から振り込みまで自動でやってくれるので、むしろ忘れていてもちゃんと当選金が入って来るので、便利だな~と、今ではすっかり「電子發票共通性載具(電子レシート共通性キャリア)」ユーザーです。

もし台湾に来た際、会計の時にバーコードを読み取ってもらっている人を見かけたら、それはキャリアに「電子發票(電子レシート)」を保管してもらっているということですよ。

なお、「電子發票共通性載具(電子レシート共通性キャリア)」は台湾の携帯番号で申請できますので、もし仕事など長期滞在する機会がある方は、使ってみてくださいね。

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