History page of Radio Taiwan International (Rti)
close
Rti台湾国際放送公式アプリをインストール
開く
:::

台湾ソフトパワー - 2021-03-30_新型コロナワクチン接種後の健康報告システム「Taiwan V-Watch」

  • 30 March, 2021
台湾ソフトパワー
新型コロナのワクチン接種が始まるのに合わせ、衛生福利部疾病管制署と台湾のスマートフォン大手「HTC」の健康医療事業部“DeepQ”が、新型コロナウイルスワクチン接種健康報告システム「Taiwan V-Watch」を構築した。ワクチン接種を受けた後システムに登録し必要事項を記入することで健康状況の報告日を自動で知らせてくれるほか、ユーザーの報告に応じて関心を示すメッセージを送り、医療アドバイスを行う。

新型コロナウイルスに対するワクチンの接種が徐々に始まっていますね。

日本では2月から医療従事者の接種が始まっていましたが、台湾でも先週3月22日よりイギリスのアストラゼネカ社(AZ)製のワクチンの接種が医療従事者を中心に始まりました。

接種開始の3月22日には、ワクチンの安全性を示し、国民を安心させるためにと蘇貞昌・行政院長と衛生福利部の陳時中・部長も率先して接種を受けました。

台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部「中央感染状況指揮センター」によると、ワクチン接種開始からちょうど1週間が経過した3月29日の時点で9,377人が接種。そのうち、28件の副反応があったとしています。

なお、この副反応については、深刻ではない副反応、深刻なアレルギー反応の疑い、その他深刻な副反応の疑い、死亡の4つに分けられ、現在のところ、深刻ではない副反応が24件、深刻なアレルギー反応の疑いが1件、その他深刻な副反応の疑いが3件、死亡は0件となっています。

現在はまだ医療従事者など限られた対象の接種が行われていますが、今後、大勢の被接種者を追跡する必要があります。

そこで衛生福利部疾病管制署と台湾のスマートフォン大手「宏達電子(HTC)」の健康医療事業部“DeepQ”が、「Taiwan V-Watch」という、新型コロナウイルスワクチン接種健康報告システムを構築しました。

市民は衛生福利部疾病管制署のオフィシャルLINEページ「疾管家」でワクチン接種後の健康状態を手軽に報告できます。

HTC「DeepQ」チームは2017年から衛生福利部疾病管制署とタイアップして、LINEのチャットボット「疾管家」を開発。市民に国内外のウイルスの感染状況や関係資料を提供し、医学分野での自然言語処理(MNLP)技術を使って、簡単な問答形式によって、市民と「疾管家」とが互いに情報を得ることができるシステムです。

昨年(2020年)に新型コロナウイルスが世界的に猛威を振るいはじめ、「疾管家」は更に疾病管制署にとっての強力なパートナーとなりました。

3年前に築いた基礎と防疫関係の医師との連携の経験から、毎日公式の防疫関連情報をリアルタイムで市民に提供してきました。さらには、新型コロナウイルスに対する「マスクマップ」や「フェイクニュース識別コーナー」などを開発し、市民に便利に政府の防疫対策に協力してもらえるようにしました。

また、帰国して自宅待機や隔離が必要な人のために、DeepQはさらに「疫止神通」をチャットボット「疾管家」の延長として開発し、自宅待機や隔離者が健康状態を自発的に報告することを支援し、第一線で働く防疫関係者の作業のサポートを行うのと同時に、この総合サービスシステムを通して、関連情報をリアルタイムに「防疫追跡システム」にアップロードし、国民の健康状態を把握するのに一役買っています。

これまでの経験は、“DeepQ”にとって強固な基礎となっています。“DeepQ”は、今年は新型コロナウイルスのワクチン接種開始を受けて「Taiwan V-Watch」という新たなプラットフォームを立ち上げ、被接種者が接種後の健康状態を報告するのを支援しています。

「中央感染状況指揮センター」の指揮官を務める衛生福利部の陳時中・部長によると、市民が新型コロナウイルスのワクチン接種を受けた後、この「Taiwan V-Watch」システムに登録し、必要事項を記入することで、システムが健康状況の報告日を自動的にお知らせし、簡単なアンケートによって健康状態を追跡します。システムはユーザーの報告に応じて関心を示すメッセージを送り、医療アドバイスを行います。

またこのほか、ユーザーが記入したワクチンメーカーによって、自動的に2回目の接種日を計算し、事前にお知らせをしてくれます。

この「Taiwan V-Watch」健康報告システムのサイクルは、1回目の接種後、最初の1週間は毎日報告が求められますが、その後は報告の間隔が広げられ、場合によっては週1回、あるいは半年に1回のペースで報告し、ワクチンの全量投与から1年半後までで報告サイクルが完了となります。

「中央感染状況指揮センター」によると、現在はまだ主に医療関係者へのワクチン接種が行われているところで、この「Taiwan V-Watch」の使用率は低いが、このシステムはワクチン接種や理解のためにはよいことだとし、まだワクチン接種を行っていない市民も「Taiwan V-Watch」システムの各項目を見て、現在国内で提供されているワクチンの種類や、接種量、保護力、副作用、接種後の注意事項などの情報を先に理解しておくのもいいと説明しています。

なお、中央感染状況指揮センターは、この「Taiwan V-Watch」は使用を強制するものではなく、ワクチン接種の状況を把握し、今後のフォローアップのデータ分析を容易にするためのもので、やはりメディカルアドバイザーではないので、もしワクチン接種後に副反応が出た場合は、接種を受けた医療機関、もしくは防疫ホットライン1922に連絡し、病院や防疫関係スタッフから必要な相談支援を受けることを提案しています。

ただ、今後、一般のワクチン接種が始まったとき、何か不安なことがあるときに関係機関に連絡が繋がらない、どうしたらいいかわからない…なんて不安にならない対策の一つとして、これはとても心強いシステムなのではないでしょうか。

Program Host

関連のメッセージ