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台湾ソフトパワー - 2020-12-01_高校生が生み出した“手話ダンス”が世界からも注目!

  • 01 December, 2020
台湾ソフトパワー
台湾の手話サークルの学生たちが「もっと多くの人に手話を広めたい!」との思いから考え出した「手話ダンス」が今、世界からも注目を集めている。(写真:「站出來 我們咖啡廣場見」フェイスブックページより)

台湾では学生たちの間でダンスがとても流行っています。夕方から夜になると、台湾北部・台北市にある、蒋介石・元総統のメモリアルホール・中正紀念堂のような広いスペース、公園、そして鏡のように姿を映せるガラス張りの建物の周りには何組ものグループが集まってダンスの練習をしています。また、そのダンス人気をサポートするかのように、一部のMRTの駅の地下広場には壁に鏡が貼られたフリーのダンススペースが作られていたりもします。

そんな台湾の学生たちのダンスが注目を集め、ダンス人気をぐっと高めたとも言えるのが、2016年に撮影された1本のダンス映像です。

抜けるような青空の下、台北市にある観光スポットとしても人気の中正紀念堂の広場で、16の学校の200人近い高校生が、それぞれの学校の制服姿で、ジャネット・ジャクソンの曲に合わせて、いきいきと、そしてとてもクールにダンスをする映像は、無料動画投稿サイトYouTubeに上がってからわずか2日間で再生回数400万回を超えるなど大注目となりました。

この映像は、「台灣街舞藝術協會(台湾ストリートダンスアート協会)」が発案し、SNSや街で踊っている人たちに声をかけそれぞれ違ったダンススタイルの200人近い高校生を集め、2か月の練習時間を経て撮影されたんだそうです。発案した「台灣街舞藝術協會」によると、この映像を通してより多くの人にストリートダンスの魅力を見てもらい、多くの高校生がストリートダンス文化に触れるきっかけとなって欲しいという思いと同時に、かつてダンスに燃えていた大人たちにも、昔の若さや、何かの目的のためにともに努力する熱さと、その感動を思い出して欲しいという思いが込められていたんだそうです。

高校生になると、親や学校、社会の期待を背負う立場になってきて、その期待というのは成績に向けられがちです。しかし参加した当時の学生は、「学生は勉強だけじゃない、人生にはもっとたくさんの有意義なことがあるということを証明したい」と語っていました。

そんな経緯で作られたこの動画が大注目を集め、それまで以上にダンス人気が高まり、学生たちによる様々なダンス映像が登場するようになりました。

そして、そんな数々搭乗しているダンス映像の中から、今、台湾の高校生たちによる新たなダンス映像が台湾のみならず、海外からも注目を集めています。でも、踊っているのはダンスサークルの学生さんたちの映像ではないんです。実は、「手話サークル」の学生たちによる、“手話ダンス”がブームとなっています。

最近、学生サークルが手話を使って人気の曲を再現した動画を作ったりするのがよく見られるようになっているのですが、より多くの人に見てもらいたいと、学生たちが“手話”と“ダンス”を組み合わせ、“手話ダンス”を考え出しました。

そして、学生たちのその「手話をもっと多くの人に広めたい」という思いに、台湾の大手コーヒーブランド「咖啡廣場(Café Plaza)」が応え、学生たちを支援。“手話ダンス”のミュージックビデオを作りました。

4つの高校の手話サークルから40人以上がそれぞれの学校の制服で集結。彼らは「手話サークル」のメンバーであって、「ダンスサークル」のメンバーではありませんが、練習を重ね、プロも顔負けの16歳の若さ溢れるエネルギッシュなダンスを披露しています。

コーヒーブランド「咖啡廣場(Café Plaza)」では毎年、夢を追う学生をサポートするために、学生ミュージックコンペを開催しているのですが、この“手話ダンス”のミュージックビデオの曲は、そのコンペで昨年準優勝した19歳のAdenの曲で、「咖啡廣場(Café Plaza)」今年のテーマソング。歌詞には、「立ち上がって、自分を世界に見せよう」と、夢を追いかける学生を勇気づける内容となっていて、若者の深い共感を呼んでいる人気の曲。“手話ダンス”の中ではその歌詞を“手話”で表現しています。

そしてこのミュージックビデオがアメリカのネットニュースで取り上げられました。そこには、「我々の手話に対する印象は、専門の手話通訳者が使うというイメージしかなかったが、台湾では早くから“手話ダンス”という新しい形が開発されている」、「手話と、いきいきとして影響力の高いダンスの動きを組み合わせることで、曲の歌詞を伝えるのと同時に、手話に多くの人の注目を集めることに成功し、ネット上でも称賛されている」と紹介されていました。

それが日本でも紹介され、台湾でも有名なインフルエンサーやユーチューバーがその手話や“手話ダンス”をカバーするなど、まさに彼らの夢である「手話をもっと多くの人に広めたい」という思いがこの“手話ダンス”のミュージックビデオによって世界に向かってどんどん広がっています。

この“手話ダンス”がきっかけとなって手話に興味を持つ若者もきっといると思います。「手話をもっと多くの人に広めたい」その熱くまっすぐな気持ち、そして目標に向かってあきらめずに一生懸命頑張る、そんな学生たちの姿を見て、大人たちも初心を思い出すきっかけとなっています。

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話題となっている「手話ダンス」のMVはこちら↓↓

https://www.youtube.com/watch?v=JqM5MPbHs6A

 

2016年にダンスブームをさらに押し上げるきっかけとなった映像はこちら↓↓

https://www.youtube.com/watch?v=69TYOo-ieMk

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