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数字の台湾 - 2025-04-14-「199万6000人」/「1200人」

  • 14 April, 2025

一つ目の数字「199万6000人」

昨年度の台湾における15歳から29歳までの労働者人口の合計

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世界の中でも特に深刻な台湾の少子化が労働市場にも影響を及ぼしています。労働部(日本の厚労省に類似)が先月末に発表した「青年期労働者就業状況調査」によると、15歳から29歳までの労働者は2014年と比べ約10万人減少し、200万人を下回る結果となりました。

ちなみに日本はというと、およそ1,100万人で、こちらも少子化などによる影響により十年間で270万人の減少となりました。

人数が減っているなら、賃金に関してはどうなのでしょうか?

台湾における15歳から29歳までの若年層一人の月給は、昨年、平均で34,000台湾元(約15万3000円)。これは前の年と比べ2.8%の増加となりました。

年齢階層別で見てみると、25歳未満では平均27,000台湾元(約12万2000円)、25歳から29歳では39,000台湾元(約17万6000円)という結果に。25歳未満が特に少ない理由として、パートタイム労働者の割合が高いことと関係があるとされています。

平均値は大きな数値に引っ張られやすくなるため、現実的な数値より高くなることも。そのためより実態に近い数を把握するためには全ての数値を順に並べてちょうど真ん中にくる「中央値」も参考にするのが良いとされています。では中央値をみてみると、15歳から29歳までの全体では31,000台湾元(約14万円)と平均値と比べ更に1万3000円少ない結果に。25歳未満では28,000台湾元(約12万6000円)と平均値と比べ1000円ほどしか変わらなく、25歳から29歳では34,000台湾元(約15万3000円)と平均値と比べ2万3000円少ない結果です。

このほか、同じ若年層の30%以上が転職を希望しており、そのうち半数以上が賃金や福利厚生が希望に合わないためだとの統計も発表されました。

確かに、ある台湾の大手求人サイトの統計によると、賃金の平均が年々上昇している中でも7割以上の若者が自身の賃金に満足していないという数字が明らかになっています。そのため、若いうちから給料を投資に注いだり、副業をする者が増えています。しかし台湾の若者は給料に不満を持つ一方で、娯楽にはお金を使っても良いと考える割合も多いのが実態です。Z世代と呼ばれる10代後半から20代後半の世代のうち60%が食事に対し積極的にお金を使いたいと回答、次いで51%がNetflixなど動画配信サービスの毎月の支払い、50%が海外旅行に積極的にお金を使いたいと回答しました。

充実した現代の暮らし方を心得ている台湾のZ世代は、自身のできる範囲内で生活の質を高めようとしているのです。

ではより多くの賃金を得るためのスキルアップとして海外で仕事をしたいと思っている台湾の若者も多いのでは?と気になり調べてみると、「海外勤務の意向あり」の割合が20%で、そのうち男性の割合が女性より少し高い結果に。台湾人は日本の3倍にも及ぶおよそ6割がパスポートを保有しており、海外旅行へ行く人が多いことを踏まえると、20%という数字は低いなあと個人的には感じました。

現在、労働部は少子化により減少を続ける若年層の労働者を支援するため、学生でないかつ初めて職探しをする15歳から29歳までを対象に就職支援や就職活動助成金を支給するプランを推進しています。一定期間以上就職活動を行った場合、奨励金が受け取れるという事です。

また、初めて就職活動を行う若者や失業者のうち、公的機関を通して居住地から30キロ以上離れた場所への就職を勧められ、関連する要件を満たす者に対し、就職活動期間中の交通費補助や、就職後の交通費、引っ越し代、家賃などに対する補助も支給しています。このような取り組みにより、若者が考慮する仕事先の選択肢が広がることが期待されています。

という事で、今日の数字の一つ目「昨年度の若年層の労働者人口、199万6000人」でした。

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二つ目の数字「1200人」

基隆嶼への観光目的での上陸の受け入れ上限

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台湾本島周辺にある多くの島のうちの一つで台湾北部の基隆港から4km地点にある、基隆嶼では今月1日から今年10月末までの間毎日、観光目的での上陸が行われています。その受け入れ上限は基隆市の規定により1200人と決められています。

基隆嶼は100万年前に、海底火山の噴火によって形成された火山島で無人島です。平地はなく最高地点の標高は182メートルあるため、そのとがった島の形は各国の船舶が基隆港に入港する際の目標ともなっています。四方を絶壁に囲まれており、日本統治時代には基隆の8つの名所「基隆八景」の一つに数えられたことも。かつては軍の管理下にあったため一般公開されておらず、正式に観光島として開放されたのは2001年のこと。 ただ2014年には台風による一部の環境破壊のため5年間閉鎖され、2019年6月25日に再び観光上陸が再開されました。

島には北海岸や広大な東シナ海を一望できる東屋と、それに続く遊歩道があるほか、各季節によって異なる珍しい植物が咲く豊かな景観を楽しむことができます。

そんな島の生態系を守るため、また、冬は北東からの季節風の影響を受け波も高くなるため、毎年11月1日から3月まで5ヶ月間島は閉鎖され、夏のシーズン前後に再び開放されるのです。

基隆市の統計によると、今年と同じ開放期間、制限人数であった昨年は8万人が基隆嶼を訪れたといいます。上陸前には必ずネット上で、基隆市公認の船運航業者のもと予約を行う必要があります。

台湾在来の植物の他、日本統治時代の足跡、例えば当時建設された、島を横断するためのトンネルや日本兵の慰霊碑なども見られます。

もし興味のある方は今年は10月末までの期間、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?

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