本日のタイムトリップでは「紀州庵」という日本統治時代の料亭を振り返ります。
紀州庵は和歌山県出身の平松徳松氏によって1917年(大正6年)に高級料亭として建てらたものですが、戦後は公務員宿舎として使用されていました。そしてその後は二度の火災に見舞われたこと、長い間廃墟となっていたこともあり、紀州庵の周辺では都市計画に基づき駐車場と道路の開発計画がすすめられていました。しかし宿舎となった紀州庵に著名な台湾人作家・王文興がかつて住んでいたということ、そして有名な小説の舞台であったことが調査でわかったことで、保存運動が起こり、2004年に台北市の文化財に指定。修復工事がすすめられ、2011年に「紀州庵文学森林」として生まれ変わったのです。
自然に囲まれたなかで、まるでタイムスリップしたかのように落ち着いた雰囲気が味わえる紀州庵は、無料で見学できるほか、日本統治時代の料亭時代の写真などの展示物を見学できたり、書店や、お茶、軽食が楽しめるレストランも併設されているんです。また文学に関する展示や、生産者や作り手が直接、自分の商品や商品を販売するイベントなども行われており、都会の喧騒を忘れ静寂を楽しみながらも、ゆっくりとしだ時間が過ごせる隠れたスポットとなっています。
日本統治時代の料亭がこのように復活しただけでなく、この紀州庵の再建がきっかけとなり、和歌山市と台北市は2017年5月20日、「紀州庵」の創建100周年記念式典の中で「交流促進覚書」の調印式を行うなど両都市の交流促進のきっかけともなったんです。
本日のタイムトリップでは日本統治時代の高級料亭の紀州庵、そして紀州庵がどのように「紀州庵文学森林」として生まれ変わったかについて振り返りたいと思います。
Rti 台湾国際放送
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