<第1セクション:世界で2か所だけ?世にも不思議な“渡り蝶”>
台湾は「胡蝶王国」。台湾本島には400種、台湾固有種は亜種も含めると50種の蝶がいると言われている。今回紹介する「紫斑蝶」と呼ばれるルリマダラは、越冬のために時には200キロ以上も移動する「渡り蝶」。夏の時期は苗栗県の竹南一帯を中心に北部中部に広く分布しているが、旧暦の秋分を過ぎて、「九降風」と呼ばれる大陸からの季節風の声を聞くと西海岸を南下開始、その多くが高雄県の茂林にある「紫蝶幽谷」で越冬する。
<第2セクション:ルリマダラを守る台湾の人々>
ルリマダラの移動ルートには「國道3號(高速道路3号線)」が通る。以前は越冬した蝶が高速道路を通行する車に衝突したり、車両の高速走行で起こす巨大な気流に巻き込まれて命を落とす例が後を絶たなかった。現在は移動ルートにルリマダラが巻き込まれないよう高さ10メートルの網を設置したり、移動の際に交通規制をしたり、人間がルリマダラに道を譲っている。
<第3セクション:ドキュメンタリー映画『消失的紫斑蝶』クラウド・ファンディングでポスト・プロダクション開始>
蝶の研究家である詹家龍(せんかりゅう)さんが監督としてメガホンを取り、ドキュメンタリー映画として『消失的紫斑蝶(消えゆくルリマダラ)』を5年の歳月をかけて製作。そのポスト・プロダクションの資金不足を補うべくクラウドファウンディングを実施。温暖化、気候変動の影響で越冬するルリマダラが激減している現状や、10年後には茂林で越冬する蝶が見られなくなる危険性にも警告。
今月の歌:『蝶の河』八得力樂團
Rti 台湾国際放送
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