今日のキーワード:「日本公仔」
意味:「違法薬物の取引で使用された隠語」
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実はこの「日本のキャラクターのフィギュア」を指す「日本公仔」が先日、台湾における犯罪の隠語として使用されたケースが発生していました。
それは、違法薬物の取引を行う際に、薬物の正体を隠すために使用された隠語です。
どういうことかというと、これまで台湾では、中国発祥の無料チャットアプリ「WeChat」、つまり中国版のLINEのようなアプリ上で、違法薬物の取引を相手とする際、「日本公仔」、「日本のフィギュア」という風に文字を送信することで、あたかも日本のフィギュアの取引をしているかの様に見せかける事件が発生したのです。
どんな違法薬物かというと、二種類以上の様々な薬物を粉末状にしてコーヒーやミルクティーのティーバッグに詰めたもののことを指しています。これを台湾では「毒咖啡包」「毒のコーヒーパック」と呼んでおり、今回逮捕された犯人はこの「毒のコーヒーパック」を43個のほか、別の違法薬物も同時に販売。結果、台中地方裁判所により薬物密売の罪で懲役1年2ヶ月の判決が下されました。
ではこの「日本のフィギュア」と呼ばれ正体を隠され密売された「毒のコーヒーパック」には実際どのような薬物が詰められるかというと、幻覚作用や精神錯乱を引き起こすケタミンやMDMAと呼ばれる麻薬や、日本では「シャブ」などの俗称で呼ばれている強い依存性のある覚醒剤メタンフェタミン、覚醒剤に類似した作用を持ち日本では「バスソルト」と呼ばれる違法ドラッグ、合成カチノン、また、通常は睡眠薬として医師により処方されるものの、乱用により、集中力の欠如、興奮などの精神障害を引き起こし、死をもたらす事もある薬フルニトラゼパムなどです。
台湾では、依存性、乱用性があり、社会に危険性を与えるとされる違法薬物の危険度を、主に国連の基準に基づき第一級から第四級まで四つのレベルに分けています。第一級は最も高い依存性、乱用性があるとされるもので、第四級は最も低いレベルのものです。
というのも、台湾では、1980年代以降、違法薬物常習者が増加しており、2023年にはその前の年の2倍以上であり過去最高の182トンが押収されています。そのうち、第三級の薬物が最も多くなりました。また、2023年、合計20,159件の薬物乱用事件の届出があり、初犯の乱用者は8,198人でした。注目の点として、台湾では学生の乱用者が多く、2023年は前の年より83人増加の483人、そのうち中学生と高校生を合わせると8割近くに上り、初めての使用が明らかになった19歳以下の人数は全年齢のうち約22%を占めました。そのため、学校教育の現場でも注意が呼び掛けられています。
この様な違法薬物乱用の拡大を受け、昨年11月には行政院(内閣)により、2028年までの4年間に150億台湾元(約718億円)を投じることが閣議決定され、取り締まりを引き続き強化していくと発表されました。
Rti 台湾国際放送
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