今日のキーワード:「元旦寶寶」
意味:台湾で元日に生まれた新生児。
※「寶寶」というのは、「赤ちゃん」という意味なのですが、特に、愛おしい感情をこめて「赤ちゃん」と言いたい時に使用する単語。
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台湾では、干支の辰年は縁起がよいとされ、出産する人が増える傾向があります。しかし、近年は少子化が世界の中でも特に深刻で、辰年の昨年でさえ、新生児の数は13万4千人にとどまりました。これは前回の辰年と比べおよそ10万人の減少です。
また、新生児の数は毎年過去最低を更新し続けています。
中華民国台湾の経済政策の策定などを担う国家発展委員会は3年前、2054年に出生数が10万人を切ると予想していましたが、現在では15年も大幅に前倒しされ、2040年に10万人を下回るというデータを発表しています。そんな状況を改善するため、政府は2021年から人口治療を行う不妊治療の補助金を拡大したり、育児の為の補助金や政策を推進することで対策をとっていますが、それでも状況は良くならない一方です。
そんな中、元日に生まれた新生児「元旦寶寶」の数も減少傾向を見せています。台湾中部・台中市の複数の病院では、今年はその数が1桁台にとどまったと発表。ある病院によると、昨年より2人減少したものの5人の元旦寶寶が生まれとし、その誕生を祝う為、新生児たちに目玉焼きの形をした抱き枕を送りました。同病院の院長はメディアのインタビューに対し、辰年における自身の病院での出生者数に言及。同病院で辰年の出生数が過去最多であったのは1976年で、一年で42万人あまりが誕生したが、昨年の辰年に至っては僅か1507人であったと述べました。
また、北部・新竹のある病院では、5人の「元旦寶寶」を祝福する為、新竹県の楊文科・県長自らが病院へ赴き、お祝いの言葉をかけ、プレゼントを贈呈しました。楊・新竹県長は、「新竹県へ移住する人の数は増加しており人口増加率は他の県や市と比べて高い。2024年11月の時点で県民の平均年齢はわずか40.86歳で、全国で最も若い地域となった」と明かしました。
新竹のお隣、桃園市では、午後4時までに合計38人が誕生。市内のある病院を妻と共に訪れた張善政・桃園市長は、桃園に定住する家庭を増やすため、出産手当の制度を元旦から改めると指摘。また、「市の衛生局は毎年、母親と赤ちゃんにより良いサービスを提供するために、公共および民間施設の授乳室の設備が規定に適合しているかどうかを定期的に検査している」と述べました。
北西部・苗栗県の鍾東錦・県長は早朝に開催された国旗掲揚式の後、県内の病院へ向かい、祝福の赤い祝儀袋「紅包」を贈りました。鍾・県長は、出生率を高めるために、今年(2025年)から県内の出産補助金を増額すると発表。また、若者がより多くの子供を産みたいと思える環境を整える為、質の高い教育と雇用を提供する努力を続けていくと強調しました。
*私からの一言
どの地域もそれぞれに合った取り組みで少子化を改善する努力をしています。安心して出産、子育てができる環境が徐々に構築され、新年の初めに幸福をもたらしてくれる「元旦寶寶」が増えていくことを期待します。
Rti 台湾国際放送
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