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きょうのキーワード(金曜日) - 2023-10-20_萬里蟹

  • 26 October, 2023
きょうのキーワード(金曜日)
秋の味覚として知られる萬里ガニ。(写真:CNA)

きょうのキーワードは萬里蟹です。

これは台湾では秋の味覚として知られるこの萬里ガニのこと。今がまさに旬で、この時期は、週末だけではなく、平日も漁港周辺のレストランでは、萬里ガニを食べようと長い行列ができているんです。

この萬里ガニという名前、カニの名前なの?と台湾の人でも多くの人が思うそうですが、カニの名前ではないんですね。万里ガニとは、カニが取れる地名からきているんです。台湾北部・新北市の万里区でとれるカニは主に3種類ありまして、シマイシガニ、ジャノメガザミ、トウヨウイシガニ、ですがこの3つのカニを指す総称なんです。

2012年に新北市が欧米の食材制度を参考に、「萬里蟹」というブランドを立ちあげたことから、この萬里ガニという言葉が一般的に使われるようになりました。萬里ガニをアピールする、カニをモチーフにしたロゴも作られ、漁港周辺の道沿いには、このロゴがかかれたフラッグがずらっと並び、大変にぎやかです。

台湾の海でとれるカニのうち8割は、この新北市の萬里区でとれたもの。輸入品のタラバガニ、シャンハイガニ、アメリカイチョウガニなどの養殖のワタリガニと違い、萬里ガニは台湾の海域で生息している海ガ二なので、新鮮で自然な塩味がすると大人気。身だけでなく、カニみそも濃厚な海の味がし、調味料やソースがなくてもおいしく、特に冷ましたカニ肉は味がよく、噛めば噛むほど味わいが増し、養殖ガ二とは比べようはないおいしさなんです。

並んででもこの時期やっぱり食べたい!と多くの人が万里区の漁港周辺のレストランに押し寄せるほどの魅力がある萬里ガニ。先ほど三種類のカニの総称とお伝えしましたが、詳しくご紹介しましょう。

まず1つめは、シマイシガニ、台湾華語では花蟹といいます。この3つのカニなかではお値段は二倍以上と最も高級です。甲羅にオレンジ色と黒色の独特の縞模様があります。3種類の中で大きさが最も大きいため、肉量が豊富でしっかりとした食感があります。

つづいてジャノメガザミはオリーブ色で、甲羅にはっきりとした三つの紫色の斑紋があり、台湾華語では3つの点とかく「三点蟹」と呼ばれています。写真をみると、まるで目と鼻のような三つの点があります。肉質が最も柔らかく、また甲羅も薄いため、道具を使わなくても食べやすい、また、3つのカニの中では一番安くコストパフォーマンスが高いと、地元の漁師からは一番人気のカニです。

3つめのトウヨウイシガニは、薄い緑色から灰色の分厚い甲羅に粒々があるのが特徴で、石のようにごつごつとしていることから台湾華語では石蟳といいます。三つカニの中で最も小さいですが、最も濃厚な香りがああり、一口噛めば癖になる味といわれています。

 

萬里ガニといっても3つの種類があり、どれも個性的で3つとも食べたくなりますね。漁港近郊のレストランでは、店の前にいけすがあり、自分でカニを選ぶことができます。

台北から一時間ほどの新北市万里区。台湾の有名な観光地、野柳地質公園で有名な女王の頭とかく女王頭の周辺ですので、秋に出かけた際はぜひ萬里カニを食べてみてはいかがでしょうか。

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