最近、台湾中では宝くじに熱狂しています。台湾の数字選択式宝くじは、今年3月29日から一等賞の当選者が出ず、11日までは、すでに38回連続キャリーオーバーが発生し、最高当選額が台湾元15億元(およそ日本円59億円)に達しています。もしも一人で当選すれば、20%の所得税を差し引いても、およそ台湾元12億元(およそ日本円47億円)がもらえます。そのため、最近お寺を巡り、宝くじの当選を願う人が急増しています。
宝くじで当選者が出ない場合、台湾の新聞などはよく「槓龜」という二文字を使ってそれを報道します。「槓龜」は完敗することを意味しています。そのほか、ギャンブルで大負けして一文なしになったとき、スポーツ試合で無得点で終わったときなども、「槓龜」と言います。
ところで、どうして亀という字が使われているのでしょうか?亀とはなにか関係があるのでしょうか?「槓龜」という言葉の由来について、2つの説があります。
一説によりますと、「槓龜」はもともと標準中国語の「貢亀」です。文面上の意味は、亀を献上する、あるいは、献上品の亀、ということです。
古代中国では、亀は占いや刻印に使われる神聖な生き物と見られていました。そのため、亀はかなり高価で、よく献上品として使われていたと伝えられています。亀を献上したら、それを受け取る側はお財布パンパンになるのと対照的に、献上する側は一気にお財布が虚しくなります。そのコントラストは、賭博における勝者と敗者に連想されますので、「槓龜」は、「賭け事に負けた」意味合いを持つようになったと言われています。
「槓龜」の由来に関するもう一つの説は、強烈なガスを出して敵を撃退する動物、「Skunk(スカンク)」と関係していると主張しています。スカンクは、もともとアメリカの先住民族、ネイティブ・アメリカンの言葉に由来する単語です。スカンクに臭い匂いを放たれたら、どんな敵でも尻尾を巻いて逃げ出してしまうというところから、「スカンク」はアメリカの俗語で「完敗させる」、「徹底的に打ち負かす」という意味合いがあり、主に賭博場や野球試合で使われています。
「スカンク」が日本に伝わったら、「スコンク」となり、競技や勝負で0点で負けることを指しています。明治時代には、野球用語の1つとして使われていたそうです。
そして、1895年から1945年までの日本統治時代の間に、「スコンク」という単語は台湾に伝わってきました。しかし、いつの間にか「スコンク」の「ス」がなくなって、「コンク」となって台湾人の間で伝えられ、今台湾語の「槓龜」になったのだと言われています。
試合や勝負事で完敗することを意味する台湾語の言葉「槓龜」。それに関する2つの語源「献上説」と「スカンク説」、皆様どっちが信憑性があると思いますか?
(編集:曾輿婷/王淑卿)
Rti 台湾国際放送
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