今日ご紹介するキーワードは「棒球耶誕樹」。
これは、「野球のクリスマスツリー」という意味です。
一体どんなツリーなんでしょうか?
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台湾は11月に行われた野球の国際大会「第3回WBSCプレミア12」で台湾チームが初優勝を飾ってから、選手たちは引っ張りだこで、台湾に戻ってきてすぐの11月26日に台北で行われたパレードだけでなく、選手それぞれの縁のある場所での祝賀会やパレードに参加したり、取材を受けたり、中にはテレビ番組に出演したりと、大フィーバーとなっています。
この熱狂ぶりから、来シーズンの台湾のプロ野球リーグも更に人気が高まりそうですが、プロの世界だけではありません。
そのWBSCプレミア12で台湾チームが優勝を決めたすぐあと、11月29日には軟式野球の国際大会「U12(12歳以下)アジア選手権」でも台湾チームが優勝を飾っていて、台湾野球の現在のプロの強さだけでなく、台湾の野球はこれからもっともっと強くなっていくという勢いを広く世界に知らしめました。
そんな現在の台湾野球の根っこを作ったともいえるのが、台湾南東部・台東県延平郷紅葉村にある「紅葉小学校」─。
台東県の山間部にある小さな小学校なんですが、1968年、日本の関西の少年選抜チームに7対0と大勝。この勝利によって台湾の人たちの野球熱に火がついたといわれていて、紅葉小学校がある紅葉村は、“台湾野球の故郷”と言われています。
そんな“台湾野球の故郷”、紅葉村にクリスマスを前に今日のキーワード「棒球耶誕樹(野球のクリスマスツリー)」が登場しました!
一体どんなツリーなのかというと、よく見ると、たくさんのバットでツリーの形を作り、ボールやグローブなどでデコレーションされた高さ3メートルのツリーなんです。
なんでもこのツリーは、紅葉村の温もりを伝え、“台湾野球の故郷”としての精神を継承するため、「紅葉谷綠能溫泉園區(紅葉谷温泉パーク)」と地元の住民たちが地元の各小学校で廃棄されたバットやボール、グローブなどを集め、他にはない唯一無二の“野球のクリスマスツリー”を作ったんだそうです。
ツリーの下にまるで雪のようにたくさん積んであるボールは土の色が染みこみ、ツリーの形を作っている金属バットは色が剥げていたり、ツリーに飾られているグローブは使い古して柔らかくなっている感じが見てとれるほど、どの道具もかなり使い込んだ感がにじみ出ているんですが、まるでこれまで使ってきた人たちの青春の輝きを映し出しているかのように、ツリーの電飾と共にキラキラと輝いて見える特別な“野球のクリスマスツリー”となっています。
先週12月6日に行われたツリーの点灯式には、延平郷の郷長や各村の村長、紅葉用学校の校長と児童、武陵小学校と桃源小学校の校長が出席したほか、1968年当時、紅葉少年野球チームのメンバーだった邱春光さんも参加して点灯セレモニーが行われました。
そして、注目なのはこのツリーの存在だけではなく、12月31日までの期間、野球ボール6個、グローブ、バットを寄付してくれた旅客は、2022年にオープンした地熱を利用した温泉施設「紅葉谷綠能溫泉園區(紅葉谷温泉パーク)」を無料で利用できるというチャリティーイベントを行っているんです。
そして寄付された野球用品は全て延平郷の各小学校に寄付され、将来のスポーツの発展へ実用的な資源となるということです。
また台湾全体で野球熱が盛り上がっている今、“台湾野球の故郷”に登場した“野球のクリスマスツリー”と、このチャリティーイベントにも注目が集まっています。
Rti 台湾国際放送
Rti 台湾国際放送 
