今日ご紹介するキーワードは「黃牛」。
これは牛の種類のことではありません。“ダフ屋”や“転売ヤー”のことを言います。
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昨日(10/23)の昼過ぎ、台湾では多くの人がパソコンやスマホにかじりつきになっていました。なぜかと言うと、昨日、10月23日はアジアを代表する世界的アーティスト、周杰倫(ジェイ・チョウ)の台湾コンサートチケットの発売日だったんです。
周杰倫は、2019年から「嘉年華(カーニバル)」と題したワールドツアーを行っているんですが、いつまでたっても台湾でのコンサートの情報が出てこず、台湾のファンたちは待ち遠しく思っていました。
そして先月、ついにその情報が届きました!
今年の年末、2024年の12月5日、6日、7日、8日の4デイズ、台北大巨蛋(台北ドーム)でコンサートを行うという情報が発表されたんです。
台湾でのコンサートは、前回の「地表最強(The invincible)」と題したワールドツアーの2017年の台北小巨蛋(台北アリーナ)公演以来7年ぶり!しかも今回は、昨年12月に正式にオープンした台北大巨蛋(台北ドーム)で最初に単独コンサートを行うアーティストになるということもあり、いつもに増してチケットの争奪戦になることは予想されていました。
ただ新たな台北ドームは、コンサート会場としては収容人数が台北アリーナの倍以上だし、今回設定された日程は4デイズで、15万枚近いチケットが出るということだったので、頑張れば取れるかな?と多くの人が期待。私も頑張りましたが…予約画面上では、“今、アクセスしていますよ!”というのを表す“藍圈圈(青い輪っか)”がずーっとクルクルクルクル回ったままなかなかつながってくれず、結局、販売開始のお昼12時からおよそ20分後には全てソールドアウトの画面表示になり、私もチケットを取ることはできませんでした。
何でも周杰倫の所属事務所である杰威爾音樂公司(JVR Music)によると、最高で89万583人が同時にオンライン上でチケット争奪戦を繰り広げていたんだそうです。しかも、実は発売からわずか5分以内に4公演、計15万枚のチケットが完売していたそうです。
結局、“藍圈圈(青い輪っか)”をずっと見ていることしかできずチケットを手に入れられなかった…と、多くの人が落ち込んでいる中、インターネット上には早速、「黃牛(ダフ屋/転売ヤー)」が登場。定価の10倍以上の値段を付けた「黃牛票(不正転売チケット)」も出回っています。
正規の金額では一番高い席で6880台湾元(日本円およそ3万2700円)なんですが、なんとあるサイトでは最高で30万元(およそ140万円)にまで価格が吊り上がったケースもあったそうです。
これに台北市の蔣萬安・市長は、「黃牛(ダフ屋)」に対する捜査を強化すると宣言。地方自治体の最前線である警察局、文化局、更には今後のスポーツ大会のために体育局の関連部署も法律に基づいて摘発に向けた取り組みを強化していくとしています。
なお、「黃牛(ダフ屋/転売ヤー)」問題は有名アーティストのコンサートや人気イベントが行われるたびに問題となっていて、昨年(2023年)6月には、ダフ屋行為への罰則を新設した「文化創意産業発展法」の改正条文が施行。チケットを定価または額面を越える価格で転売した場合、額面または定価の10倍から50倍の過料が科せられる他、虚偽の情報やその他の不正な方法でチケットを購入した場合には、3年以下の懲役、もしくは300万元(およそ1400万円)以下の罰金が科されます。
ただ単に、人気のイベントのチケット争奪戦に負けた!とかなら残念…という気持ちで済みますが、不正にチケットや利益を得る「黃牛(ダフ屋)」の存在は迷惑ですよね。本当に参加したい人たちが適正価格で楽しめるよう、台湾の政府も様々な対策を考えています。
Rti 台湾国際放送
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