今日ご紹介するキーワードは「思樂冰」。
英語名は「SLURPEE(スラーピー)」です。聞いたことありますか?」
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皆さんは、昔からよく食べていた思い出の食べ物はありますか?
福岡出身の私は「ブラックモンブラン」というアイスですね~。バニラアイスにザクザクのチョコクランチがコーティングされたバーアイスです。そのアイスとチョコクランチのバランスが絶妙ですし、あたりバー付きというのも魅力なんです。全国区のアイスではないことを知った時は驚きましたが、子どもの頃から食べているソウルフードの一つです。
皆さんにもそのような昔からのお気に入りがあるのではないかと思いますが、台湾で多くの人が懐かしい味の一つとして挙げるものに今日のキーワード「思樂冰(SLURPEE/スラーピー)」があります。
これは、セブンイレブンで販売されているシャーベット状になったソフトドリンクで、1965年にアメリカのセブンイレブンで販売した「Icee」が原型となり、1967年に「SLURPEE(スラーピー)」に名称を変えてからヒットした商品です。炭酸を混ぜて凍らせた“シャーベットドリンク”にしたもので、一般のクラッシュアイスやスムージーの作り方とは異なり、すっきりと清涼感ある味わいが特徴です。
実は日本でも販売しているんですが、取扱店舗がとても少ないことから、その存在すら知らないという人の方が多いと思います。
一方、台湾には1986年に登場!
機器は2種類の味を提供できるとあって、1つはコーラ味、そしてもう一つは主に果物の味が定期的に入れ替わって登場していました。
ただ、時が流れ、機器が古くなってきたこと、またスペースの効率化を理由に一度は販売が中止となりましたが、2006年から2018年にかけて復活!
強力な広告と販促をかけ、夏場の販売で好成績を収めました。
しかしその後、だんだんと提供する店舗が少なくなり、2022年には市場から撤退。「SLURPEE(スラーピー)」は台湾でも“懐かしい幻の味”となりかけていました。
ところが!昨年(2023年)の夏に再び復活!!懐かしい!と喜んでいる人も多いようです。今回、全店舗ではないんですが、台北市内だけでも50店舗、新北市には78店舗、台湾全土で400店舗以上で販売しています。
ところでこの「SLURPEE(スラーピー)」にはあるエピソードがあるんです。
2016年2月6日、台湾南部をマグニチュード6.6の大地震が襲いました。その時、倒壊したビルに閉じ込められ、61時間後に救出された当時8歳の女の子がいるんですが、発見された際、消防隊員からの呼びかけに、最初に発した言葉がその当時大好きだったという「SLURPEE(スラーピー)を飲みたい」だったそうです。その救助の際の映像には、「外に出たら消防のおじちゃんがSLURPEE(スラーピー)持ってきてあげるからね!」と励ましている様子が映っていました。後に、救助された女の子も、この一言がとても大きな励みになったと語っています。
そして救助後には、当時冬で、「SLURPEE(スラーピー)」は販売されていない時期だったにも関わらず、業者も「SLURPEE(スラーピー)」を特別に作り、当時の日本の首相にあたる行政院長だった張善政氏や消防隊員らが入院している女の子のもとに届けたんです。
その女の子は「思樂冰妹妹(スラービー少女)」と呼ばれ、みんなも彼女が早く元気になるよう応援してきました。
その女の子がもう17歳になり、先月、9月21日の「国家防災の日」を前に、当時の行政院長で、現在は北部・桃園市の市長をしている張善政氏と8年ぶりに再会。今年の9月に新たに発売が始まった「SLURPEE(スラーピー)」の“拉拉山水蜜桃口味”を飲みながら語り合い、将来は自分の職業を活かして多くの人を助けたいと語った彼女に、張善政氏は、とても感動したとコメントしています。
台湾の人たちにとって、特に子供の頃大好きでよく飲んでいたという人も多い「思樂冰(SLURPEE/スラーピー)」。
今年はもう暑い夏は過ぎ去りましたが、もし台湾を訪れた際にセブンイレブンで見かけたら皆さんもぜひ飲んでみてくださいね。
Rti 台湾国際放送
Rti 台湾国際放送 
