今日ご紹介するキーワードは「月台」。
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日本は漢字社会でもあるので、台湾に来られた際、もし中国語・台湾華語がわからなくても、漢字を見て何となく意味が分かる…ということも多いと思いますが、中にはさっぱりわからない。どうしてこの字になったんだろう?という言葉がありませんか?
私は台湾に旅行に来たとき、一番最初に「なぜ?」と思った言葉が今日のキーワード「月台」でした。これは、鉄道の駅のホームの事なんです。
でも、「月台」という字を見て、パッと駅の「ホーム」だとはなかなか思いつかないのではないでしょうか。
ちなみに、中国では駅のホームの事は「站台」と言います。この“站”は“駅”のことを言うので、言葉としてはこちらの方が意味はわかりやすいですよね。では、一体なぜ台湾では「月台」と呼ばれるようになったのでしょうか。
これは、台湾の人たちの中でも疑問に思う人がいて、先日、ネット上でも話題となっていました。
あるネットユーザーがフェイスブックの「鐵道文化之旅」というグループに、「なぜ駅のホームの事は、“星台”とか日台”ではなく“月台”なのか?」と書き込み、諸説あるが、個人的には土木技術者の友人による解釈が気に入っているとして、その内容を紹介していました。なんでも、「交差点を設計する際、三日月状の小島が現れることが多く、そこから“月”の“台”=“月台”と呼ぶようになった」と説明し、1枚の写真を一緒にアップ。その写真には、2本の線路に囲まれた駅のホームが写っていて、単線の線路がホームを挟んで2本に分かれ、また単線になるというもの。そのホームの姿が確かに、三日月のような形をしているため、「お~、なるほど」と思ったと書き込みました。
これに多くの鉄道ファンも、「写真を観た瞬間に、なぜ『月台』と呼ばれるのかすぐに分かった!」とか、「三日月の形をした小島…ぴったりだね。美しい」、「本当に“月”の“台”だね」と、気に入った!というコメントがたくさん書き込まれました。
ただ実は、実際によく知られている由来は別で、他の多くの熱心なネットユーザーも写真などとあわせ、有名な説を説明してくれていました。
それによると、古代中国の宮殿式建築物が由来だという説。そして、“月見”説が広く知られているようです。
古代中国の宮殿式建築物に由来しているという説は、元々、「月台」とは、宮殿式建築の扉の前、階段を上ったところに広がる儀式などを行うスペースのことを指していたそうで、ホームが一つだけの駅の場合、駅舎のすぐ後ろに列車に乗り降りするスペースが広がっている様子が、その宮殿式建築の「月台」に似ていることから、駅のホームのことを「月台」と呼ぶようになったという説。
そしてもう一つは、「月台」の“月”は、日本語の「月見」からきていて、“月を眺めるところ”という意味。そして、昔、駅のホームはほとんどが屋外で、人々はよく列車を待つ間に月を眺めながら過ごしていたことから、駅のホームと“月を眺めるところ”というイメージが重なり、駅のホームのことを「月台」と呼ぶようになった…とも言われているようですよ。なんだか素敵ですね。
そして、このネットでの「月台」という言葉の盛り上がりを受け、在来線台湾鉄道の公式ファンページ「fun臺鐵」でも先ごろ、梁の元帝や中国の詩人・杜甫の「月台」という名前にまつわる美しい詩を紹介して、ロマンチックな哀愁を添えていました。
もうすぐ1年で最も月が美しく見える日といわれる「中秋節」がやってきます。
もし、皆さんのお住いの近くで、屋外にホームがある駅があれば、夜、そのホームから月を眺めて「月台」の由来を感じてみてくださいね。
Rti 台湾国際放送
Rti 台湾国際放送 
