今日ご紹介するキーワードは「台灣變颱彎」。
ここ最近、続けて台風が発生し、台湾にも影響をもたらしています。
ただ発生当初、台湾に上陸する可能性が高いと予想されていた「台風5号(トクスリ)」は台湾南部に大きな影響をもたらしたものの上陸はせず、その次に発生した「台風6号(カーヌン)」も台湾への上陸はありませんでした。
台湾は台風の通り道と言われ、年に少なくとも3~4個の台風が襲来すると言われていますが、実は近年、台湾ではあまり台風が来ておらず、2019年8月に発生した「台風11号(バイルー)」以降、4年近く台風が上陸していません。
中には、進路予想では台湾を直撃しそうな台風もいくつかあったのですが、まるで台湾を避けるかのように進路をきゅっと変え、上陸を免れたこともあります。そのような進路変更はネット上では「神がかり的な曲がり方だ!」と話題となり、2020年には、今日のキーワード、“台湾”と、台風が曲がるという意味の“颱彎”の発音が同じであることからその2つをかけて「台灣變颱彎(台湾は台風が避ける場所になった)」と言われました。
そして台湾で“台風”と言えば、「颱風假」と呼ばれる「台風休み」─。
台湾では、台風が接近し、被害が及ぶ見込みがある際、地方自治体が「停班停課(政府機関や学校を休みにする)」という決定を行うのですが、その「颱風假(台風休み)」ももう4年近くありません。そのため台風休みを求める人たちから、「謎のパワーによって、台湾が台風の立ち入り禁止区域になっているようだ。この呪いはいつ解けるのか?」という声も上がっていました。
確かに「台風休み」を楽しみにしているのに…と言う点で、台風が来てほしいと願う人も少なくありませんが、台湾の水源の半分以上が台風の雨であることから、夏の台風が十分に雨を降らさなければ、水不足が心配されます。
最近の台風5号(トクスリ)と台風6号(カーヌン)は、上陸はなかったものの台湾に雨をもたらしています。しかしその一方で、大雨による被害も出ていて、台風が来ると大変だけど、来なくても困る…という状況となっています。
(台風6号は日本にも影響を与えているようですので、皆さんも気を付けてくださいね。)
ちなみに、よくフェイスブックで気象に関する情報を投稿して人気を集めていた交通部中央気象局(日本の気象庁に相当)の名物局長、鄭明典・局長が先月、7月16日に定年退職を迎えたんですが、鄭・局長は、2020年5月6日に代理局長となり、その年の6月29日に正式に局長に就任、3年以上に渡って局長を務めましたが、暴風警報は発令したことがあったものの、1度も台風が上陸することなく、任期を終えました。珍しいですね。
「台灣變颱彎(台湾は台風が避ける場所になった)」のでしょうか。台風に来てほしいような、来て欲しくないような…台湾と台風の難しい関係が続きます。
Rti 台湾国際放送
Rti 台湾国際放送 
