今日ご紹介するキーワードは「吉祥物」。
台湾では、日本ほど数は多くないものの、同様に様々なマスコットキャラクターがいます。
例えば、台湾セブンイレブンのマスコットキャラクター「OPEN小將(オープンちゃん)」は、日本の“ゆるキャラグランプリ”に出場したこともあるので、知っている人も多いかもしれませんね。
また、タイワンツキノワグマをモチーフにした台湾観光局のマスコットキャラクター「Oh!Bear(オーベアー)」も有名ですし、最近では、台南名物の虱目魚(サバヒー/ミルクフィッシュ)と呼ばれる魚の“頭”をイメージして作られた台南の観光大使「魚頭君(Sababoy)」が、日本の様々な台湾イベントに登場し、魚の“頭のみ”というそのインパクトある風貌で注目を集めています。
こういったキャラクターによって、人々が親しみやすかったり、知ってもらいやすかったりすることから、企業や自治体では様々なキャラクターを生み出していますが、先日、台湾中部・彰化県が打ち出した「志願服務吉祥物(ボランティアサービスマスコット)」が台湾のネット上でちょっと議論となりました。
そのキャラクターは、三角に似た彰化県の形をした黄色いキャラクター。
つぶらな瞳に、“彰化/CHANGHUA”と書かれた赤いキャップをかぶっていて、三角の黄色いボディから手足が伸びていて、まぁ説明がないと何のデザインなのかはわかりにくいのですが、一見すると可愛いキャラクター。
しかしネットでは「崩れたプリンみたいだ」とか、「蛋餃(薄焼き卵で餡を包む“たまご餃子”)の失敗作みたいだ」とか、「(スナック菓子の)ドリトスみたいだ」とか、「キャラクターが鹼粽(ちまきの一種、“あくまき”)になっちゃった!」などなど…とにかく酷評。
でも、なんでこれほどまでに評判が悪いのかというと、元のデザインと大幅に違っていることも大きな理由のようです。
元のキャラクターは、シンプルに白地に赤のラインで描かれていて、足は生えておらず、彰化県の形をそのままボディとして、三角の下の広がりを足に見立てて、まるで走っているかのようなデザイン。そして両手で情熱の「ハート」を抱えていて「可愛い」と評判だったんだそうです。
ところが、その後、ポスターにこのキャラクターが登場すると、デザインがあまりに違いすぎたものですから、このような評価になってしまったようです。
しかも、ポスターのキャラクターを見ると、少し透けた感じでボディに彰化県内の地図が描かれているのが、「静脈が透けているみたいで気持ち悪い」とか、まるで下着のように見える影かあることから、「ブラジャーをしているキャラクターを初めて見た」ととにかく散々な言われようです。
でも台湾では、数年前に「台湾で最も醜いキャラクター」と呼ばれた台南市北門区のキャラクター「虱目魚小子(サバヒー少年)」がその醜さが注目され逆に人気となったり、台湾南部・雲林の古坑には、現地の特産品であるヘチマが擬人化され、マリリンモンローのようにスカートが翻っているキャラクターが“キモかわいい”と注目を集めていたりして、何がどう人気に火が付くかわかりません。
彰化県のこのキャラクターの着ぐるみも既にできていて、今日(10/13)まで名前の投票が行われているところです。今後、どんな活躍をして、評価がどう変わっていくのかまだまだ未知です。もし今後、黄色い三角の彰化県のキャラクターを見かけたら応援してあげてくださいね。
そして、台湾を訪れたら、各地の面白いキャラクターを探してみるのも楽しいと思いますよ。
Rti 台湾国際放送
Rti 台湾国際放送 
