今日ご紹介するキーワードは「週年慶」。
この時期になると台湾ではあちらこちらでこの言葉を見かけます。
一体、何なのでしょうか?
この「週年慶」とは、“アニバーサリーセール”のこと。
台湾では、毎年9月から12月になると、各地のデパートで「週年慶」と呼ばれる年に1度の“アニバーサリーセール”が行われます。
各デパートによって期間は異なりますが、このセール期間中はブランド品などがかなりお得な値段になっていたり、この時期だけの限定商品が発売されたりするので、台湾の人たちはこの時期にまとめ買いをすることが多いそうです。
この「週年慶」が始まったきっかけは、1978年、今はもう閉店してしまいましたが、「永琦百貨」が、オープン3周年を記念して、全館2割引きの優待イベントを打ち出したのが始まりだそうです。
この情報が出るとすぐに大注目となり、あまりに多くのお客さんが来るため、1時間営業しては1時間休み、商品を補充して再び売る…というような状態だったそうです。というのも、当時、百貨店と言えば、ブランド物や単価の高いものを売っている印象で、百貨店側も高級感を保つために、通常は割引などはしなかったため、この「永琦百貨」の「週年慶」に多くの人が詰めかけたのです。結果、かなりいい業績を上げたことから、翌年、他の百貨店も「週年慶」を行うようになったんだそうです。
でも、どうしてこの時期なのかというと、やはり休みやイベントごとがある時には買い物の需要が高まりますよね。1年を通してみてみると、1月2月は旧正月やバレンタインデーがあり、3月4月は子供の日や清明節が、5月6月は母の日と端午節があり、7月8月は夏休みや父の日、そして七夕があり、9月は中秋節、12月はクリスマス…と、そう、10月11月は大きなイベントがないんです。つまり、消費者もお金を使う動機がないことから、この10月11月に年に1度の“アニバーサリーセール”を行うところが多いそうです。
また、10月11月のいい点としては、もうすぐ冬に入ることから、百貨店にとっては、季節外れの商品をこの時期に処分できれば、在庫を減らすことができるという面もあるようです。
元々は、創業アニバーサリーが目的でしたが、今では“年に一度のセール”という意味合いが強くなっています。
今年(2021年)は、一部の百貨店で、この「週年慶」を例年よりも早くスタートさせているようですよ。
Rti 台湾国際放送
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