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きょうのキーワード(月曜日) - 2021-08-09_封鐘鼓、禁鞭炮

  • 09 August, 2021

きょうのキーワードは「封鐘鼓、禁鞭炮」

8月8日は旧暦では7月1日に当たります。華人社会ではこの日から「鬼月」に入りました。鬼に月と書く「鬼月」の鬼は、日本語の鬼の意味ではなく、幽霊、霊魂の意味です。

華人社会では旧暦の7月1日になりますと、あの世とこの世を繋ぐ門が開き、あの世でさまよっている先祖の霊や無縁仏がこの世までやってきて一ヶ月ぐらい滞在すると言い伝えられています。幽霊の夏休みというイメージです。

これらの霊が近づいて来ないようにするため、台湾では、これらの霊のことを「好兄弟」と呼んでいます。あえて鬼や幽霊と言う字を避けたいわけです。

さて、台湾中部・雲林県西螺にある道教の廟、「福興宮」は8月7日に「鐘」と「太鼓」を封印する儀式「封鐘鼓」を行いました。つまり、旧暦の7月1日からの一ヶ月、鐘を鳴らさず、太鼓も叩かず、爆竹も鳴らさないということです。これは、この世にやってきた先祖の霊や無縁仏が驚かされずに安心して供養を受けるようにするためです。

台湾の民間信仰は、人を思いやる、思いやりを持って人と接することを重視しています。「鐘」と「太鼓」を封印する儀式「封鐘鼓」はその表れだといえます。このため、旧暦の7月は、また「恩返しの月」、「慈悲深い月」とも呼ばれています。

この儀式にはもう一つの意味があります。この世の中の人間に対して、この一ヶ月、すべてのことを慎むよう呼びかけているのです。

一方、北部の港町、基隆市の基隆老大公廟で「開鬼門」の儀式が行われた後、167年の歴史のある、「鶏籠中元祭り」が、8日正式に始まりました。「鶏籠中元祭り」の目玉である、灯篭流しとパレードは、8月21日に行われます。今年は三大原則があります。町を練り歩くのをやめること、パフォーマンスを行うのをやめること、道路を封鎖して歩行者天国にするのをやめることです。これは新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐためです。

旧暦7月には、結婚、結納、着工、新店舗の開設、手術、葬儀、水遊びをしてはいけないとか、夜に洗濯物を外に干してはいけないとか、各種のタブーがあります。あの世の霊がこの世を一ヶ月さまよっているので、互いに気をつけて安全に過ごしましょう。

きょうのキーワード、本日は、旧暦7月の「鬼月」の到来にちなんで「封鐘鼓、禁鞭炮」という、先祖の霊と無縁仏を思いやる儀式をご紹介いたしました。

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