リスナーの皆様は、台湾ソーセージ、台湾風ソーセージをお召し上がりになったことはおありですか。本場ドイツや日本で売られているソーセージに比べますと甘めで、八角など中華の漢方食材の香辛料が入っており独特の味わいがします。屋台などでは串に刺して売られていますが、台湾料理のレストランでは斜めに薄くスライスされ、生のニンニクスライスと一緒に食べます。お酒のおつまみには最適です。台湾において、台湾ソーセージは、標準中国語で「香(1声)腸(2声)」、香る、腸詰めの腸と書き、「香腸」といいます。
さて、台湾市場において、台湾ソーセージでシェア6割とトップシェアを誇るのが、南部・台南市で設立された老舗ブランド「ブラックブリッジ」です。標準中国語では、黒い橋、麻雀牌のパイと書き、「黒1橋2牌2」といいます。
1957年に設立、1973年に「ブラックブリッジ」のブランドを正式に登録商標した同社は、台湾では広く食べられている豚肉を加工した肉でんぶ「肉鬆」の製造からスタートしました。その後、台湾ソーセージ、ハム、ベーコンなどの加工商品の製造に着手しました。
伝統的な中華圏の腸詰めが硬い食感で、塩味がかなり効いているのに対し、同社では、新鮮な豚肉を脂身3、赤身7の割合で使用、ジューシーさ、歯ごたえにこだわり、台湾の人たちに広く受け入れられやすい味付けにしました。こうして生まれた同社の台湾ソーセージは、現在、台湾全域の2000を超える小売店で販売されています。2012年には、発祥地の台南に「ブラックブリッジ」ソーセージ博物館を設立、台湾の食肉加工産業について学べる観光工場として人気を集め、多くの人々が訪れています。
今年の6月、台湾の養豚業者、豚肉加工メーカーに嬉しい知らせが届きました。中華民国台湾は、家畜衛生に関する国際的機関、国際獣疫事務局(OIE)から、口蹄疫の「ワクチン非接種清浄地域」に認定、つまり感染地区指定から除外され、海外へ輸出が可能となったんです。
「ブラックブリッジ」では直後、日本の企業からオーダーを受け、台湾ソーセージを輸出、日本のスーパーマーケットで販売された商品は、2日で売り切れ、すぐに追加オーダーが入ったということです。
6月末に「ブラックブリッジ」の観光工場を訪問、製造を視察した頼清徳・行政院長は、「ブラックブリッジ」が台湾のメーカーとして初めて豚肉加工食品を日本に輸出したことを評価。今後、台湾産の食肉加工製品ならびに台湾産豚肉の、日本、シンガポールなどへの輸出をサポートしていきたい、と話しました。
現在、「ブラックブリッジ」の台湾ソーセージの冷凍パックは、静岡県のスーパー「あおきフード」のオンラインストア、「食パラあおき」などでも、扱われているようです。ご興味のある方は、チャレンジされてみてはいかがでしょうか。
Rti 台湾国際放送
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