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ナルワンアワー(金曜日) - 2020-05-01宜蘭県の蘇澳鎮と日本の沖縄県石垣市の交流

  • 01 May, 2020

 直線距離で250キロほどの距離の蘇澳鎮と、日本の石垣市は姉妹都市締結から今年で25周年、2016年に教育交流事業をスタートしてしてから今年で5年目にあたります。今年も相互訪問を行う予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、残念ながら5年目にして初めて中止となってしまいました。しかし、今年も心温まる交流があったんです。

 4月13日、石垣市では、2名の新型コロナウイルス感染症患者が確認されました。一日に2名確認されたのは初めてということもあり、医療体制、物資が限られている離島・石垣島の人たちは不安を覚えました。

 こうした中、これまでに石垣市の子どもたちと交流を行ったことがある蘇澳鎮の中学校3校、小学校2校、合わせて5校の子どもたちが、石垣市を支援する活動を自発的にはじめました。子どもたちは自らメッセージカードを作成したほか、応援VTRを撮影。さらに、訪問時にお世話になった交流先の学校や石垣島の島民の方々の為に、わずか1週間の間に200枚あまりの布製マスクを集めました。蘇澳の商工会やロータリークラブ、ライオンズクラブ、そして蘇澳鎮役場なども、子どもたちの活動に呼応、共同で3000枚のマスクと、不織布600セットを集めたんです。

 4月20日、蘇澳鎮で行われた記者会見で、子どもたちからのメッセージカード30枚と、マスク、布マスクなど、石垣市へ寄贈する物資が、各学校の代表から蘇澳鎮役場に渡されました。そして、記者会見の中で、蘇澳鎮の李明哲・鎮長と、石垣市の中山義隆・市長がビデオ通話で互いに激励し合ったほか、蘇澳鎮から石垣市への応援VTRも流されました。

 蘇澳鎮の李・鎮長は、「子どもたちによる自発的な感染防止物資の寄贈呼びかけを嬉しく感じた。双方による教育交流活動は、既に深く根をはっており、子どもたちのこうした、ささやかなアクションは、ありのままの善意を伝えることになった」と評価、双方がこの新型コロナウイルスの試練を乗り越えることを期待すると共に、力を蓄え、来年は、より多元的で深みのある交流を行いたい、と希望しました。

 石垣市の中山・市長も、離島は物資が十分ではない中、蘇澳鎮の人たちが暖かな心で、石垣市の人々の為に感染防止の物資を寄贈してくれることについて、全市民を代表し、最大の謝意を表したい、と述べ、互いに困難に直面する中、手を取り合い、できるだけ早く、この荒波を乗り越えたい、と述べました。

 蘇澳鎮から石垣市に送られる物資には、中華民国と日本の国旗が描かれている他、日本語によるメッセージやイラストも描かれています。これらの物資が石垣市の人たちの役に立つこと、そしてコロナウイルス収束後に、双方がより交流を深めてくれることを期待したいと思います。

(編集:駒田 英)

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