リスナーの皆様は、日本の芥川賞作家、吉田修一さんの作品をご覧になったことはありますか。純文学の芥川賞作家でありながら、大衆小説の書き手としても高い評価を受けており、「パレード」、「悪人」、「怒り」、「楽園」など映画化されヒットした作品も数々あります。日本を代表する人気作家の一人といえますね。
そして、吉田修一さんは大の台湾好きとしても知られており、2012年に、台湾の新幹線、台湾高速鉄道の建設から開通までおよそ8年間に渡る日本と台湾の人々の交流、人生を描いた『路(ルウ)』を発表、翌年には台湾で標準中国語に翻訳され台湾でも話題となりました。路は、道路の路、鉄路の路と書きます。路という意味ですね。
さて、この『路』がこの度、台湾のテレビ局、公共テレビと、日本のNHKの合作により 人気女優波瑠さん主演で『路(ルウ)~台湾エクスプレス~』という題名でドラマ化され、5月16日からNHK総合で、毎週土曜日3週間に渡って放送されることとなりました。脚本は、NHK大河ドラマ「篤姫」などを手掛けた田渕久美子さんが担当しました。
出演者は波瑠さんのほか、日本から井浦新(いうらあらた)さん、寺脇康文さん、高橋長英さんなど、台湾からは、人気男性アイドルグループ、フェイルンハイのアーロンことイェン・ヤールンさん、人気上昇中のキュートな女優、シャオ・ユーウェイさん、9頭身のモデル、日本語が流暢なアンナ・リーさん、台湾の五木ひろしの異名をもつ歌手、俳優のヤンリエさん、演技は女優のリン・メイショウさんなどの人気スターが出演します。
この度、ドラマのプロモーション映像が初めて公開されました。台湾に日本の新幹線が走る。日本と台湾、「国境」を超えた絆という紹介テロップから始まる映像は、台湾全域でのロケ風景、ドラマのあらすじが紹介されています。動画共有サイト、youtubeで「路 NHK」で検索していただくと10分ほどの映像をご覧いただくことができます。
主人公の「春香」を演じる波瑠さんはこの中で、台北の街を案内されている場面で、伝統的な市場を訪れた時の感想について、「ブタさんとかがまさにお肉になっていくような市場で、最初は見慣れないものなのでとてもショッキングだったんですけど、台湾では食べることって生きることみたいな、エネルギッシュな食の流通を見た感覚がして、とても印象的でした」と振り返りました。
また、「春香」と恋に落ちる建築家の男性エリックを演じるアーロンは、「ふたりの世界はクレヨンで色をつけたような、独特のかすれた感じがあって、ふたりの「恋」はクレヨンで書いたようなそんなラブストーリーのように思います」と文学的な表現で、国境を超えた恋について語りました。
台湾全域で2ヶ月をかけてロケを行った大作、ストーリーはもちろん、台湾各地の美しい景色、魅力あふれる文化、人々、そして双方の絆が描かれているということですので、原作をご覧になった方も、なっていない方もぜひご覧いただきたいと思います。
(編集:駒田 英)
Rti 台湾国際放送
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