9月に入り、新型コロナに関する対策も少し動きが出ました。
台湾では先月末に1週間当たりの入国者数をのべ5万人に引き上げたことに対応するため、9月1日から、これまで “防疫タクシー”や“防疫バス”と呼ばれる専門のタクシーやバスを利用して隔離先に向かわなくてはならなかった入国・帰国した人たちが、自ら車を運転して隔離先に移動してもいいように緩和されました。
ただし、自ら運転して移動する場合は、車は空港の指定の駐車場もしくは指定のエリアに駐車しなくてはならず、レンタカーなどは使えない等、まだまだ細かい規制はあります。
そして、現在も入国後は3日間の隔離+4日間の自主防疫(自宅待機で抗体検査が陰性であれば外出が可能)というのは変わらないのですが、9月1日からは、室内にトイレやお風呂がある1人1室という条件を満たすことができれば自宅での隔離も可能となっています。
日本も9月7日から指定のワクチンを3回接種していれば、入国時の陰性証明が不要になりますよね。
そろそろ日本も台湾も動き出すかな?という期待が湧いてきます。
台湾では先ごろ、台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部である、中央感染状況指揮センターが、早ければ10月初旬に国境を開放する見込みであることを話していて、台湾内の観光業界は心待ちにしているところです。
そして先週末(9/2)、2年の延期を経て「台日觀光高峰論壇(日台観光サミット)」が台湾北部・桃園で行われ、日本から、日本観光振興協会の山西健一郎会長率いる訪問団代表団43人がチャーター機で訪台。アフタコロナにいかにして日本と台湾の観光産業をよみがえらせるか、コロナ前の台湾・日本線の航空便の再開や、日本からのスタディーツアーの受け入れ環境の整備、日本人団体の受け入れ形態の変更などの意見交換が行われました。
今年の7月末には、“ビジネスバブル方式”によって、日本からの観光視察団もやってきて、台湾の人々の防疫に対する要求や自制心が、日本人旅行者が安心して旅行できる選択肢になったのではないかとしていました。
実際、日本、台湾、共に旅行業界は国境の開放を今か今かと待ちわびているのですが、市民がどう思っているのかも重要ですよね。
少し前ですが、オンライン旅行サイト、ブッキング・ドットコムが今年(2022年)の春にアジア太平洋地域の11のを対象として行った「APAC旅行態度指数(APAC Travel Confidence Index)」では、「旅行に対する安心感」のランキングが、台湾が10位、日本がぐーっと低くて11位…という結果でした。
つまり、日本も、台湾も、まだ旅行が解禁となってもなかなか足を踏み出せない人が多いということですよね。
これは、アジア太平洋地域全域において、長期間にわたる国境閉鎖やロックダウンが解除される中、旅行者が再び世界を旅することやインバウンド旅行客を受け入れることについて、どの程度準備ができているか、また感じている懸念、そして旅をするモチベーションがどのようなものかなどを調べることを目的に実施された調査なんですが、この調査で「旅の予約をする際の主な懸念点や妨げとなりうるもの」について、「費用」の面が最も多く38%、続いて「隔離されることへの恐怖」が37%、「頻繁に変わる国境規制の影響で身動きが取れなくなる可能性」が37%だったそうですが、安心感が低い台湾と日本では、共に「病気になることへの不安」が最も多く、日本は47%、台湾では6割を占めていたそうです。
ちなみに、安心感ランキング上位、第3位の中国では「病気になることへの不安」はわずかに22%だったそうです。
この調査から数か月が経過していますが、この調査結果を見ると、隔離や国境規制が緩和され環境が整ってきても、感染自体が落ち着かない限りなかなか一歩踏み出せないような気がしてきますね。
しかも、台湾も日本もまだ感染の波があるだけに国境を開放してすぐに観光が動き出すかといえばまだなかなか難しそうです。
ただ、“安心感”を示した人が少ない台湾も日本も、どちらも旅への意欲は6割以上と比較的高くて、旅行に行きたいという人が少なくはないようです。
また調査結果を見ていると台湾と日本の感覚がちょっと似ているので、解禁に向けてお互いに納得ができるポイントは探りやすいかもしれませんね。
早く“安心して”海外に行ける日々に戻って欲しいところです。
皆さんは国境が開放されたらすぐにでも旅行に行きますか?それともまだちょっと様子を見ますか?
Rti 台湾国際放送
Rti 台湾国際放送 
