台湾と日本の間には様々な交流が行われていて、このコロナ禍においても人の行き来は自由にできないものの交流は続いています。
そして、中でも台湾と日本の間では、鉄道に関する交流が多くあります。
例えば、名前が同じ駅同士が姉妹駅となったり、景色や雰囲気が似た路線同士が姉妹路線になったりと様々な形でコラボレーションを行っていますが、今回、台湾鉄路管理局(通称:台鉄)が、台湾と日本の交流の促進と、西武グループの2つの駅と姉妹駅協定を締結してから1周年であることから祝おうと、特別に作り出した3種類のコラボレーション駅弁を販売していて、話題となっています。
これまでにも台鉄は、日本の駅弁を販売する「駅弁フェア」を行ったりしていますが、今回の特徴は“コラボレーション”。台鉄レストランのシェフと、西武グループが手を組み、日本側がメニューを提供し、台鉄側がその現地の食材を探して作るという、初めてのコラボレーション企画となっています。
どのようなお弁当なのかというと…
まずは、姉妹駅である台湾北東部・宜蘭の礁溪站と日本の静岡県にある伊豆長岡駅を代表する「菇菇時蔬炊飯(しいたけ炊き込みご飯)」─。
日本ではよく食べられる炊き込みご飯を主食として、副菜に特製のたれで焼いたしいたけを添えています。このお弁当では、台湾の一等米と、新鮮なしいたけ、ゴボウなどを使い、彩りも栄養も豊富なお弁当となっています。
そして台湾北部・台北の萬華站と日本の滋賀県にある多賀大社前駅のコラボレーションは「近江燒鴨炊飯(近江鴨ロースト弁当)」。
これは3つのうち最も革新的なお弁当で、メニューにあった乾燥あさりが見つからず、日本から輸入するにも食材が悪くなってしまうのを恐れ、最終的には焼いた鯖に、甘みとしょっぱさが幾重にも重なって感じられる鴨ローストを加えたものに。「一口食べると琵琶湖のほとりにいるような気分になる」お弁当になっています。
そして3つ目は、台湾鉄道と西武鉄道がコラボレーションした「秩父草鞋豬排便當(秩父わらじかつ弁当)」。
外はサクッ、中はジューシーなカツで、ソースは5~6社のメーカーから厳選した入手困難なソースを使っています。台湾ではポークカツ弁当は定番中の定番ですが、このソースがまた日本風な味わいで、台湾でおなじみのものとは違う一品となっています。
一方、添えてあるおかずは、台鉄の駅弁ではお馴染みの八角形の入れ物に入ったポークカツ弁当と同じおかずが添えられていて、まさに台湾と日本がコラボレーションしたお弁当となっています。
この3種類のコラボ弁当は、先週(11/4)から、お昼25食、夜25食と限定数で販売を始めたのですが、販売初日のお昼は、朝8時頃からすでに並び始め、10時半から販売が開始となると、あっという間に完売しました!
並んでいた人たちは、「もうずいぶんと海外に行ってないから、日本のものが食べたくて」と語っていて、このコラボ弁当の価格が150台湾元と180元(日本円でおよそ600円と740円)という金額については「問題ない」とコメントしていました。
中には、3種類全部買って、家族とシェアするという人もいました。
このコラボレーション弁当によって、台湾と日本の交流、姉妹駅同士の交流がまた一段と深まるといいなと思いますし、台湾では最近まで新型コロナの影響で車内飲食ができませんでしたが、11月2日から車内飲食も解禁になったので、電車の旅のお供に、日本を感じながらこのお弁当も楽しんでもらいたいですね。
この台湾と日本のコラボ弁当は11月14日まで販売していて、初日だけでなく、連日このコラボ弁当を買う人の行列ができています。
Rti 台湾国際放送
Rti 台湾国際放送 
