日本にある台湾の大使館に相当する「台北駐日経済文化代表処」が6日、日本人を対象に実施した台湾に対する意識調査の結果を発表しました。
どのような調査かと言うと、台湾に来たことがあるかどうかや、台湾に関する情報源は何から得ているか、また台湾に関する知識などを質問することを通して、日本の人たちが台湾に対してどのような意識を持っているかについて毎年調べているものです。
調査は、日本全国に居住する20歳以上89歳以下の男女1000人を対象に、昨年(2020年)の11月に電話やインターネットで行われました。
その調査結果によると、「台湾に親しみを感じるか」という質問に「親しみを感じる」と回答した人が40.4%、「どちらかというと親しみを感じる」と回答した人が37.2%と、合わせて77.6%の人が台湾に対して「親しみを感じる」と回答しました。
また、「親しみを感じる理由」としては、最も多かった回答は「台湾人が親切、友好的」が77.8%に上りました。
これは私も台湾で生活していて感じますし、日本人だけでなく、他の国の人からもよく「台湾の最も素晴らしい風景は“人”だ(台灣最美麗的風景是人)」と言われていますが、まさにそれが現れた結果ですね。
なお、そのほかに多かった理由は、「歴史的に交流が長い」が43.4%、「日本語が話せる台湾人が多いから」が35.3%、「東日本大震災時に支援を行ったから」が34.8%と続きました。
一方で、もちろん中には「どちらかというと親しみを感じない」、「親しみを感じない」と感じる人もいます。その人たちの理由はというと、「台湾人観光客のマナーの問題」を上げた人の割合が最も多く32.1%、続いて、「領土問題」、「歴史問題」、「台湾人の日本での犯罪問題」が同数で17.0%でした。
また、「その他」の24.5%の中には、「関係がない」、「興味がない」、「よく知らない」など、個人的に「台湾についての知識や関心がない」ことを述べた人も多くいました。
ちなみに、「これまでに台湾に行ったことがあるか」との問いに「ある」と答えたのは28.3%、「行ったことがない」と答えたのは71.7%で、年代別に見ると「行ったことがある」と答えた人の割合が高かったのは60歳以上で3割台となっている一方、50歳代以下では「行ったことがない」と答えた人の割合が高く、7~8割台となっています。
また、「今後、新型コロナウイルス感染症の影響が収束し、出入国制限が解除されたら、台湾に行きたいですか」との問いには49.9%の人が「行きたい」と回答しており、年代別では、20歳代と30歳代で「行きたい」が6割台と高くなっています。
ここ数年、若い人がたくさん台湾に旅行に来ているように感じていたので、若い世代で「行ったことがない」が多い結果には少し意外でしたが、全国修学旅行研究協会の報告によると、2018年に修学旅行で海外を訪れた人数はおよそ17万人で、そのうちおよそ6万人が台湾を訪れているとのことですし、「行ったことがない」人が多い20歳代、30歳代の若い世代で、台湾に「行ってみたい」という人が多いのも、今後この数字が伸びていくのではないかという期待に繋がりそうです。
大阪にある台湾の総領事館に当たる「台北駐大阪経済文化弁事処」の李世丙・処長によると、修学旅行で台湾を訪れた学生たちの「楽しかった」という話を聞いた他の学校が訪台する…という循環が起こり、目的地に台湾を選ぶ比率が自然と増加するとしています。また、修学旅行が初めての海外旅行だという生徒も多く、最初の訪問先でいい印象を抱くことができれば、大人になったとき「再訪したくなるはず」と語り、観光振興効果が期待できることも指摘しています。
台湾に関する意識調査に話を戻すと、「台湾に行った後の台湾に対する印象の変化」について、「良くなった」とする人が66.8%に上っており、その期待が高まりそうです。
最近では、修学旅行を含めた旅行先としてだけでなく、高校卒業後の留学先としても注目を集めている台湾。
今回の台湾に関する意識調査では、全体として日本人の台湾に対する信頼感、親しみを感じる程度は高く、東アジア諸国間の中でも特に台湾に親しみを感じている人が多いということがうかがえ、意識調査を行った台北駐日経済文化代表処は、「現在の台日関係の発展を評価するものとなった」としています。
皆さんの台湾に対する印象はいかがですか?
なお、この調査結果を詳しく知りたいという方は、台北駐日経済文化代表処のホームページで公開されています。
Rti 台湾国際放送
Rti 台湾国際放送 
