①「4時間24分」
台湾の15歳以上の女性のうち、既婚またはパートナーと同居中の女性の1日あたりの「無償労働」時間。
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「無償労働」とはお金が支払われない労働で、代表として、家事や育児、介護が挙げられます。他に自営業・農作業など無償で手伝う家族労働やボランティアも該当します。この台湾女性の4時間24分という時間は日本の内閣に当たる行政院が発表した2019年の統計なのですが、配偶者やパートナーと比べ3倍近くもの差があることが判明し、最近話題となりました。台湾女性の無償労働時間に占める内訳も発表されており、家事が約半分を占め最多で、その次に12歳未満の子どもの世話、高齢者などの介護と続きました。
しかし、現在の台湾では女性の社会進出が徐々に進み、男性とあまり変わらなくなってきています。
労働部(日本の厚生労働省に類似)の統計によると、2023年の台湾における女性就業者は約538万人に達しています。過去10年間での女性就業者数の伸びは男性就業者数の伸びと比べ3倍近くに。2023年の約538万人という数字は、台湾の労働市場全体の半分近くを占める45%にも上ります。つまり、台湾で働いている人の45%は女性ということなのです。それなのに無償労働の時間数は配偶者やパートナーと比べ3倍近くもの差があるということで、社会進出が進みつつある中でも依然として女性が家事労働を担い続けているのが現状なのです。
これについて、衛生福利部社会および家庭署の副署長は、「家庭のことは『誰かが引き受ける』というものではなく、『家族全員の責任』であるべきだ」と述べ、女性が自ら進んで家事を引き受けているわけではなく、分担はより公平である必要がある」と強調しました。
実は台湾の女性よりもさらに長い無償労働を行っている国があります。
日・米を含め38ヶ国の先進国が加盟する国際機関「経済協力開発機構(OECD、おーいーしーでぃー)」が2021年にまとめた統計によると、イタリアの女性が5時間6分と最長で、その後にアメリカが4時間31分、イギリスが4時間9分と続きました。私が冒頭で伝えた台湾の時間数は2019年の統計なので多少の差があるかもしれませんが、イタリアの女性は台湾の女性と比べ約40分長く、アメリカは約7分長いことになります。イタリアやアメリカの女性がこんなにも長く無償労働を行っているのには実は裏がありまして、職場での労働時間が他の国と比べ短いことも同じ統計により明らかとなっているのです。そのため女性たちは家庭のために使える時間が長いのです。
では日本はどうなのでしょう?
だいたい想像がつくかもしれませんが、経済協力開発機構による同じ統計により、女性の無償労働と職場での労働時間数はどちらも長いことが明らかに。職場での時間数は、統計がとられた11の国の中で一番短かったイタリアの女性と比べ2時間半も長く2倍以上であったのに関わらず、無償労働に関してはイタリアよりも1時間半しか変わりませんでした。しかも男性だけで見ると、日本の男性の職場労働時間は11の国の中で最長で、無償労働時間は最短のわずか41分という結果に。この41分というのは日本女性の5分の1以下なので、統計から、日本でもいかに家庭の仕事を女性が負担しているのかが判明しました。ただ、どの国の数字も「平均」で、各家庭ごとに差があるため、一概にどの国でも女性ばかりが家庭の仕事を担っているとは言えません。もちろん男性が進んで行っている場合もありますのでそこはご留意ください。
ということで、今日の一つ目の数字は、15歳以上の台湾女性の無償労働時間数「4時間24分」でした。
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②「第8位」
イギリス・ロンドンに本部を置く「生活品質研究院(Institute for Quality of Life)」が発表した2025年度版「幸福都市指数」における台湾の大都市・台北市のランキング
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この8位という順位は、3位のシンガポール、6位の韓国・ソウルに次いでアジアで幸福な都市として評価されました。
このランキングは、200都市を対象に、市民の生活の質や幸福感に直接関係する様々な基準、例えば「政治」、「経済」、「医療・健康」、「交通」などを基に評価されたものです。その結果を元に各都市を「金メダル」「銀メダル」「銅メダル」の3グループに分類。結果、台北市は昨年の銀メダルグループ46位から、今年は金メダルグループの8位にランクインし、一年で大幅に順位を上げました。台湾からは他にも、北部・新竹市、中部・彰化県、南部・高雄市が銀メダルグループに名を連ねました。また、日本からは、東京が42位に、中国・北京が54位でそれぞれ銀メダルグループに分類されました。
「金メダルグループ」には全部で31都市が分類され、総合順位が最も高かったのは、北欧デンマークの首都コペンハーゲンでした。ここにはデンマークの人口の約4分の1が集中しており、北欧最大の商業都市と言われています。
ちなみに、今回8位という高評価を収めた台北市に注目してみますと、特に「政治」、「環境」、「交通の利便性」の分野で優れた成績を収め、200都市のうち「政治」分野が2位、「環境」が5位、「交通の利便性」が3位にランクインしました。さらに、台北市はテクノロジーの進歩において世界の中で先進的な位置にあると評価された一方で、今後の課題としては、学費が個人収入の14.4%を占めていること、肥満率が50%に達していること、空気の質の問題などが指摘されています。
*私からの一言
私は一人暮らしのため、家の仕事も一人で負担しなければなりませんが、世界の中で特に幸福だと評価された台北市に暮らしているという点で見れば私はとてもハッピーだなぁと感じました。
Rti 台湾国際放送
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