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台湾ミニ百科 - 2025-05-07-【台湾の4つの航空会社の豆知識】

  • 07 May, 2025
台湾ミニ百科
(写真:CNA)

今回は、先週お伝えした台湾北部の玄関口、桃園国際空港の話題に引き続き、台湾の航空事情についてご紹介します!

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突然ですが、台湾に来られたことのある方に質問です。皆さんは、どの航空会社の飛行機に乗られましたか?

現在日本との間に運行便のある台湾の航空会社は「エバー航空(長栄航空)」、「チャイナエアライン(中華航空)」のほか、2020年から運行を開始した新しめの「スターラックス航空(星宇航空)」、更に、台湾唯一の格安航空会社(LCC)である「タイガーエア台湾(台湾虎航)」の合計4つあります。現在、円安の影響で日本を訪れる外国人観光客の数は増加していますが、昨年の統計によるとその中でも、台湾から日本を訪れた人の数は韓国、中国からの観光客に次いで3番目に多く、延べ604万4400人でした。そうなるともちろん、台湾から日本への飛行機の便も多そうですよね。これについても統計がありまして、台湾の4つの航空会社の便数を合わせると、現在、一週間に往復で合計530便以上に達しています。つまり、1日当たり往復で約75便という計算になり、台湾のどの航空会社においても、日本路線の収益は全体の収益の中で大きな比重を占めています。例えばスターラックス航空では、昨年、1週間当たりの日本路線の数は101便に達し、全ての便における41%を占めました。日本路線による収益は全体収益の半分に迫る49%に達したということで、スターラックス航空の張国煒・董事長は「日本路線は飛べば飛ぶほど儲かる」と述べています。ただ、台湾の航空会社ということで、台湾と日本の間を飛ぶ便では、往路・復路ともに約9割が台湾人乗客で占めらているそう。円安傾向が徐々に弱まる中、スターラックス航空は台湾人だけでなく日本人乗客の開拓にも力を入れており、更に、台湾の政府による積極的なプロモーション活動の影響もあり、日本人の乗客は、昨年、前年と比べ約3割増加しました。今後の方針として、今年中に日本への新たな就航地を増やす予定であり、夏季スケジュールにはその一部が反映される見込みです。また、福岡、熊本、仙台、札幌などの路線において、現在使用している機体をより大きな機体へと変更し輸送能力を拡大するなどして積極的に日本人の利用拡大を図るという事です。

では他の航空会社についてもみてみましょう。

まずは格安航空会社ながら、日本路線を最も多く運航している「タイガーエア台湾」について。2014年に運航を開始したタイガーエア台湾は、チャイナエアラインとシンガポールの格安航空会社「タイガーエア」との合弁で誕生しました。現在、他の航空会社では飛んでない日本路線が、旭川、秋田、新潟、花巻、福島、茨城、岡山、高知、鳥取、宮崎、大分、佐賀の12もあり、タイガーエア台湾においても、日本路線が大きな収益を占めています。更に、日本の地方都市への新規就航を積極的に進めており、直近では、4月2日に桃園国際空港と大分空港を結ぶ便の運行を開始しています。大分空港に台湾路線が就航するのは約8年ぶりとなったほか、半導体受託生産世界最大手のTSMCの工場があり、台湾人が増加しつつある熊本県からも比較的近い地域という事で、注目度の高い路線となっています。実際、先月初め時点ですでに、5月から6月にかけての予約率が9割に達しました。

さらに、5月29日には桃園空港と鳥取県米子空港を結ぶ便を新たに開設する予定で、これにより日本の22の空港に乗り入れることになります。

6月1日からは福岡線の増便も予定しており、桃園空港と福岡空港、南部・高雄国際空港から福岡空港までのそれぞれの便が追加されることになっています。これにより、タイガーエア日本路線の便数は週に141便に拡大される見込みです。

価格に関し、タイガーエア台湾によると、日本路線の予約率は安定しているものの昨年のような日本行き航空券の価格上昇は見込まれず、今年は横ばいになると予想しています。

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ここで、タイガーエア台湾に関するこんな話題をご紹介します!

先月、新たな董事長としてタイガーエア台湾初の女性董事長が就任しました。この方は黄世恵さんといい、タイガーエア台湾で活躍する前は、2002年にチャイナエアラインに入社、その後、高雄支社の総経理(社長)を務めました。2017年からは約3年間、タイガーエア台湾の商務長を務めた経験があり、格安航空会社の運営ノウハウに熟知しているとされる方です。また、黄・董事長の学歴として、日本の私立東海大学で国際関係の学士号を取得したほか、オーストラリアで評価の高い航空学プログラムを提供するグリフィス大学で、航空マネジメントの修士号を取得。そのため日本語と英語に精通しており、その豊富な学歴と職務経験から女性初の董事長に選ばれたという事です。今後、タイガーエア台湾に新たな風をもたらし、更なる収益拡大に貢献することが期待されています。

それでは話題を台湾の各航空会社に戻しまして、続いてタイガーエア台湾を子会社とするチャイナエアラインについて。最近話題となっていることとしては、桃園空港と沖縄県・石垣島間での運航を今月28日から、5年ぶりに開始する予定であるほか、台湾の有名牛肉麺ブランド「段純貞牛肉麺」とコラボし、今後サンフランシスコ空港内の自社ラウンジにて、季節ごとに異なる4種類の牛肉麺を提供していくと発表。さらには、3月に発生したミャンマー大地震に対し、被害の大きかったミャンマーやタイへの支援物資を無償で輸送し、影響を受けた台湾人への支援に尽力すると発表しました。そんなチャイナエアラインは、石垣島のほか、香川県・高松、鹿児島、広島へ台湾の航空会社として唯一の直行便を運航しており、日本の就航都市は計12か所、日本への直行便は現時点で週150便以上運航しています。日本と韓国を合わせた北東アジア路線だけで、同社の約30%の収益を占めています。

最後に、航空業界で最も栄誉あるイギリスの航空会社評価機関「SKYTRAX(スカイトラックス)」による格付けで、台湾で唯一、最高評価の5つ星を獲得している「エバー航空」について。この5つ星評価を昨年までで9年連続獲得しているほか、1991年の運航開始時からこれまで、死者が出たり航空機が全損するような重大事故を1件も起こしていません。そんなエバー航空は現在、青森と愛媛県・松山を独自の就航地としており、日本への運航便数は週143便にのぼります。先月には「大阪・関西万博」の開催により、桃園空港から神戸空港への国際チャーター便の就航が開始され、日本での就航地は計11か所となりました。日本と韓国を合わせた北東アジア路線は、同社の約20%の収益を占めています。

ということで、台湾の4つの航空会社の豆知識についてお伝えしました!

それぞれ特色がありましたが、皆さんは今後、どの航空会社を利用したくなったでしょうか?

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