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数字の台湾 - 2025-04-28-①「216kg」②「502億台湾元」

  • 28 April, 2025

①「216kg」

台湾全土における今シーズン初のマグロの重さ

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一口に「マグロ」と言っても幾つか種類がありますが、その中でもこのマグロは、最高級とされ日本でも人気が高い「黒鮪(別名:本マグロ)」。皆さんの中にも脂の乗った黒鮪が好きという方がいらっしゃるかと思います。

そんな黒鮪が今月7日、台湾北東部・宜蘭県東部の太平洋に面した地域「蘇澳鎮」の漁港・「南方澳漁港」で水揚げされました。その大きさは体長2m24cm。黒鮪はマグロの中でも最もサイズが大きくなり、天然ものだと平均で体長は2.5m、300kg程度まで成長しますので、今回の216kgの個体は平均並か少し小さめと言えるかもしれません。また、今年は「アメリカの高い関税」の影響により買い手の購買意欲が低下し、昨年よりも競りの落札価格が低く推移しているそう。それでも166万3200台湾元(約740万円)で落札され、台湾全土における今シーズン初のマグロとなりました。

見事釣り上げた漁船が漁港に戻る際、深夜にも関わらず港では爆竹が鳴り響き歓迎ムードに。この様子はなんだか台湾らしいですよね。

その漁船の船長は49歳の男性、林さん。林さんは漁業歴わずか10年ながら、2020年には既に「蘇澳で初のマグロ」を釣り上げた実績があります。

ちなみに蘇澳鎮のマグロが「台湾初のマグロ」と認定されるのにはこんな4つの条件を満たす必要があります。それは、「重量が180キロ以上であること」「船の所属地である船籍が『蘇澳』であること」「『延縄(はえなわ)漁法』と呼ばれる、針のついた縄を一定間隔で取り付け1匹ずつ釣り上げる方法で水揚げし、かつ釣り上げ時に生きた状態であること」。延縄漁法だと傷みが少なくなるため、高品質が要求される刺身向けの魚に適しているんだそうです。最後の条件は「4月1日以降に漁獲されたこと」。

太平洋の黒鮪が台湾東部の海域を回遊するのは毎年4月から7月で、現在台湾ではマグロの季節真っ只中です。中でも宜蘭県蘇澳鎮は黒鮪の一大産地として知られており、宜蘭県の統計によると、昨年現地で競りが行われた黒鮪の数は、約四千匹、年間生産額は初めて2億台湾元(約9億円)を突破しました。今年度は漁獲量が更に増加し、より多くの人に美味しさを届けられる事が期待されています。

ちなみに、台湾におけるもう一つの産地である南部・屏東県の「東港鎮」でも同じ7日にマグロが水揚げされています。ただ蘇澳のマグロを載せた漁船がわずか3時間の差で漁港に先に戻った為、台湾初マグロは蘇澳のものとなったのです。東港鎮のマグロは台湾初の座を手に出来なかったものの、「屏東県で今シーズン初」の称号を得て、昨年と同じ230万7200台湾元(約1000万円)の額で落札されました。

どちらで獲れたマグロにせよ、旬の味が楽しめる時期なのは嬉しいことです。お刺身が大好きな私は是非、生の味をそのまま楽しめたらと思います。

②「502億台湾元(約2200億円)」

2024年一年間に台湾で起きた詐欺事件の被害総額

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台湾は詐欺事件が多い上、詐欺グループの手口は年々巧妙化し、深刻な社会問題となっています。過去5年間の統計によると、詐欺事件の件数は増加の一途をたどっており、先ほどお伝えした昨年の被害総額「502億台湾元」は5年前の11倍にのぼりました。

実は台湾に住んでいる私自身もこの問題には頭を抱えています。というのも、本当に頻繁に詐欺と思われる見知らぬ電話番号から電話がかかって来たり、ショートメッセージが届いたりするのです。よく、何人かの台湾人の友人からも「自分も同じような目に遭っている。騙されないよう気をつけて」と言われます。しかし、人を信じやすい私はかつて、実際に後一歩のところで騙されそうになった事があります。その過程を簡単にご紹介すると、ある日、とある台湾のオンラインブックストアの職員を名乗る女性から、「あなたはかつて私たちのサイト上で〇〇という本を購入した事があるでしょう、その料金がまだ支払われていない為、今日の夜12時前までにお金を振り込む必要がある。もし時間内に振り込まなければ、時間超過料金を含めた金額を支払わなければならない」との電話が。何とびっくり、相手の述べた私の名前が正確であった上、言われた本を私は以前購入した事実があったため、その言葉を信じてしまいました。そして、その日のうちに急いで指定された郵便局まで行きATMで振り込もうとしたのです。

しかし、当時はまだ台湾に来たばかりの私。辿々しい中国語で電話先の人と話していたのですが、相手はそんな私にとても親切に対応。その上、当日は雨が降っていた為、「傘を忘れずに持参して、気を付けて行って来てね」とまで言うのです。オンラインショップの人がそこまでのことを言うでしょうか?流石の私も疑問に思い、郵便局へ行く前に台湾の友人に事情を説明、すると、ネットで詐欺かどうかを調べてくれ、「『知らない番号から電話がかかってきた』という、同じような体験をした人がいるようだ」と教えてくれ、そこで詐欺であることが発覚したのです。もし他人に相談しないままお金を振り込んでいたらと思うと、今でも怖く感じます。

台湾における詐欺事件の数は最近になっても止まることを知らず、今月6日から12日までのわずか1週間で合計4000件近く発生、つまり台湾では、一日当たり約500件の何かしらの詐欺が発生している計算になります。わずか1週間の被害総額だけでも日本円で80億円に上りました。

この期間で最も多かった詐欺の手口は「偽投資詐欺」であり、2位は「ネットショッピング詐欺」、3位は「M&A詐欺」と呼ばれる、企業や個人が偽の買い手を装い売り手に接触して、虚偽の企業の買収や合併を行う詐欺行為でした。

今後、本当に痛い目に遭わないよう、常にアンテナを張って過ごしたいと思います。皆さんも、くれぐれもお気を付け下さいね。

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