今回は、台湾に来られる方の多くが利用する施設、「桃園国際空港」についての豆知識をご紹介します!
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というのも、2017年から現在に至るまで建設が進んでいる第3ターミナルの運用開始予定日が先日発表されたのです。日本の国土交通省に当たる交通部によれば目標として2027年前半を目指しているということです。また、今年下半期には第3ターミナル北側の回廊、つまり通路部分が先に利用を開始する予定であることも発表されました。
桃園国際空港は北部・桃園市にあり台湾北部の空の玄関口とも呼ばれ、台湾で最大の空港です。1979年2月26日にオープンし、今年で46周年を迎えます。1979年の代表的な出来事として、南部・高雄市が直轄市に昇格したり、アメリカが台湾との在り方を定めるために規定した台湾に対する基本政策「台湾関係法」が制定された年です。
そんな台湾の歴史上重要な年に利用開始された桃園国際空港、実はオープン時の名前は現在とは異なり、「中正国際空港」と呼ばれていました。これは中華民国初代総統の蒋介石を記念し、蒋介石の本名である「蒋中正」からきた名前です。元々空港建設当初から「桃園空港」と称されていたものの、オープン直前の1978年になって当時の政府上層部の意向で「中正国際空港」と正式に命名されたのです。ではいつになって今の名前になったかというと、2006年9月。2006年と聞くと何だかそう遠くはない感じがしますね。また、オープン当時は滑走路が1本、ターミナルは一つのみでした。現在は滑走路2本、ターミナルは二つあり、現在工事中の第3滑走路については、2023年9月から2026年7月までの第1期工事期間で、土地の整備をしており、工事の進捗率は昨年末時点で3.80%です。現在すでに第2期工事期間の計画の詳細が完成し、第3滑走路の完成は2030年が見込まれています。
空港全体での利用者数についてですが、オープン一年目は延べ404万人だったものの、2019年には一年で過去最高の延べ4868万人まで成長。その後すぐに新型コロナウイルスの影響で利用者が激減してしまいましたが、流行が収まりをみせた昨年には過去最高に迫る年間延べ4492万人にまで回復。これは旅客数がコロナ禍前の9割まで戻ったことになり、結果、昨年までの累計利用者数は延べ8億6千万人を超えています。これまでで台湾に訪れた観光客が最も多かったのは2019年ののべおよそ1200万人で、コロナ禍後の2023年、2024年はそれぞれのべおよそ650万人、790万人とすでに多くの観光客が台湾に戻りつつあります。
交通部によると、現在はまだ中国との間のフライト数が回復していない一方で、日本、韓国、ヨーロッパ、東南アジアなど多くの路線のフライト数が2019年のフライト数を超えています。
そんな中、現在、二つのターミナルでは需要の増加に追い付かなくなっており、連休や長期休暇などになると混雑が生じることが問題に。そのため今後の更なる利用者増加を見越して、第三ターミナルが建設されているのです。
計画では第三ターミナルの総面積は約54万平方メートルで21の搭乗ゲートが設置され、年間利用客は延べ4,500万人に達する見込みです。これは、第1ターミナルと2018年に拡張工事が完成した第2ターミナルを合わせた延べ3,500万人を上回る規模です。
デザインや建設を設計しているのは主に3つの企業から。一つは、ロンドンに本社を置き160ヶ国以上でプロジェクトを実施した経験を持つ技術コンサルタント会社のアラップ社(Arup)。アラップ社はかつて日本の関西国際空港や2007年に世界文化遺産に登録されたオーストラリアのシドニー・オペラハウスなど世界的に著名な建築物を手掛けた経験があります。二つ目はイギリスの有名な建築家で「ハイテク建築の父」とも呼ばれるリチャード・ロジャース氏が設立した建築設計事務所ロジャース・スターク・ハーバー+パートナーズ社(RSHP/Rogers Stirk Harbour + Partners)、三つ目は台湾の公共施設建設を主に行い財団法人である台湾の設計会社「台灣世曦工程顧問股份有限公司(CECI)」です。
各企業はそれぞれが秀でた分野を担い、利便性が高くかつ美しさも兼ね備えた構造の設計、建築を行っているのです。
ではどのようなデザインになるのかというと、台湾の伝統的な屋根瓦、壮大な山脈の稜線、波打つ海、雲海など、台湾の大自然をイメージしたものとなる予定で、国内外の利用客に台湾特有の美しさを十分に感じてもらいたいという意図があります。
空港運営会社によると、第三ターミナルではどの航空会社が入りどこへ飛行するのかという路線の振り分けをすでに各航空会社と交渉し、結果、台湾の航空会社であるチャイナエアライン、エバー航空、スターラックス航空が北米、北東アジア、東南アジア、ニュージーランド、オーストラリアへの路線を担当すると発表されました。これらの路線は年間2000万人以上の旅客を運び、桃園空港を東アジアの主要ハブ空港のひとつへと更に押し上げることが期待されています。
ちなみに、桃園空港は昨年、多くの賞を受賞しています。
業界から極めて重視されているイギリスの航空会社評価機関「SKYTRAX(スカイトラックス)」の評価で、年間旅客数延べ3000万人から4000万人の間で優れた空港、優れた保安検査、優れたイミグレーションサービス、清潔な空港、優れた荷物運送という5つの項目において世界の空港トップ10にランクインしました。さらに、SKYTRAX社により、第2ターミナルは、快適さ、清潔さ、ショッピング、飲食、スタッフのサービスなどの面で4つ星の空港として認められました。SKYTRAX社は、桃園空港が特に優れている面として、桃園空港と北部・台北市を結ぶ桃園メトロ空港線などの交通機関を利用して大都市圏に簡単にアクセスできること、手頃な価格の食事、静かなラウンジエリア、乗り継ぎ旅行者向けの無料シャワーがあることなどを挙げています。
*私からの一言
今後、第3ターミナルが完成することで、世界の利用者に更なる良質なサービスを提供できることが期待されています。皆さん、利用開始日を楽しみに待ちましょう!
Rti 台湾国際放送
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