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きょうのキーワード(月曜日) - 2025-02-03_第三人生大学

  • 03 February, 2025

きょうのキーワードは「第三人生大学」です。そのまま訳しますと第三の人生の大学となりますが、これは何のことだと思いますか。第三の人生の大学は台湾の教育部がこのほど発表した、55歳以上の人を対象に大学での学びの機会を提供する計画の名称なんです。

台湾は今年2025年には超高齢化社会に突入し、65歳以上の人口割合が20%を超える見込みです。また内政部の統計によれば、55歳以上の人口はすでに800万人を超えています。こうした高齢社会における学習ニーズに応えるため、教育部は先月、「第三の人生の大学に関する試行計画」を発表しました。現在、台湾の38の大学がこの計画に賛同し、授業の開設を予定しています。教育部の生涯教育に関わる部門の梁学政・司長は、「第一の人生」は幼児教育から小中高、そして大学教育までの連続した学びの段階を指し、「第二の人生」は社会に出て家庭を築き、キャリアを形成する段階。「第三の人生」とは、退職前の準備の過程や退職後の生活を指すと述べています。

この度、この計画を推進する理由について、一つは企業の人材不足を補うため、もう一つは中高年層に再学習の機会を提供し、この世代が自己の価値を創造し、社会に貢献できるようにするためとしています。実際に大学でどのような講義が開校されるのかといいますと、現在注目されているAI、人工知能の活用、金融と情報技術を結び付けた、フィンテックと言われる金融技術、そして高齢者ケアに関する医療分野などのテーマを含む12~18単位のプログラムを計画しているということです。学校は柔軟な履修時間、そして対面授業とオンライン授業を組み合わせたカリキュラムを設け、学生に多様な学習選択肢を提供し、参加しやすい仕組みを構築するとしています。また授業は少人数制の特別クラスを開設する予定で、台湾全土で100クラスの開設を目指しています。開講後、各校には1クラスにつき30万台湾元、日本円でおよそ143万円の補助金が支給されるということです。

受講対象者は高卒以上の学歴を持つ55歳以上を優先とし、授業料は通常の大学生が納める授業料とは異なり、夜間学部の単位費用基準に基づくということです。また、大学に在籍できる修業年限は最長10年とする予定としています。

南部、高雄にある輔英科技大学の林惠賢・学長は、「将来、この『第三人生大学』は、シルバー世代を対象とした専門的なトレーニングの場としても機能すると思う。その内容には、自立支援や認知症の進行抑制、さらには老化の進行抑制などが含まれる予定だ」と述べました。教育部は高等教育資源を活用し、高齢者に対する社会の固定観念を覆し、世代間の共生を促進したいとしています。また、一部の50代から60代の世代の多くが定年後、再学習を通じて再就職する可能性があることを指摘しており今後は労働部と協力して、再就職を希望する人たちに適した職務と学びをマッチングさせることで、社会にさらなる価値を生み出すことを目指していきたいとしています。

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