前半:台湾の季節&歴史の話題
台湾中部・雲林県にある、日本統治時代から続く、サトウキビを原料とする製糖工場で今期の砂糖製造が始まったという話題。
*製糖工場について
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名前:虎尾糖廠(こびとうしょう)(「虎尾製糖工場」の意味)
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場所:雲林県の中央部に位置する虎尾鎮(こびちん)にある
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歴史:日本統治時代の1907年に建設された砂糖製造工場で、台湾で製糖業 が衰退している今でも現役で稼働。今年で118年の歴史を持つ。
創立当初は、台湾最大、さらに東洋一の生産能力を誇った。
そのため、「製糖工場なくして虎尾なし」とまで讃えられ、虎尾の名を「砂糖の都」として世に広めた工場。
それぐらい当時は、虎尾では砂糖の生産が産業の中心だった
*「虎尾製糖工場」の特徴:
①台湾唯“二”
現在も操業している「サトウキビを原料」とする製糖工場は台湾には二つしか残ってなく、この虎尾製糖工場はそのうちの一つ。もう1箇所は、1905年に建てられた台南市の善化区にある善化製糖工場。
日本統治時代の台湾には、この虎尾製糖工場のように、日本の企業が資本を出資し建設、運営していた近代的で大規模な製糖工場が各地にあった。
第二次世界大戦後、これらの工場は中華民国経済部に所属する国営企業である「台湾糖業公司(こんす)」(台糖)のもとへ統合された。虎尾製糖工場も現在は同社のもとで運営されている。
※ちなみに、、、
「台湾糖業公司(こんす)」とは?:台湾最大の農産業企業として、現在は、新しい農業のあり方を切り開いたり、長年培ってきた専門的な研究開発の経験を生かし、消費者の健康を意識した高品質な商品開発に取り組んでいる企業。
②特徴:台湾唯“一”:
現役の「収穫されたサトウキビを運搬する鉄道、「台湾糖業鉄道」(シュガートレイン)」が走る
製糖工場の周辺に広がる広大な畑で刈り取られた、原料となるサトウキビを工場まで運ぶだけでなく、また、工場から生産された製品などを一般の鉄道の駅まで運んでいる。以前は作業従事者や沿線住民の輸送にも利用されていた。一般の鉄道よりも小さく、レールの幅が世界的に標準とされる幅の約半分しかないことから、「五分車(ごぶしゃ)」とも呼ばれている。かつては各地の製糖工場の周りを走っていたのだが、それらの工場の稼働停止にともない現在では虎尾製糖工場のみで運行されている。
*今期の操業開始について
そんな貴重な虎尾製糖工場では昨年12月18日より今期の操業が始まりました。工場は、サトウキビの栽培面積の縮小や台風の影響などにより、今期の生産量は前期と比べて少なくなると指摘。しかしそんな中でも今年3月末までのおよそ3ヶ月の製造期間に21万6,300トンのサトウキビを収穫、そしてそれを使用し、1万9500トンの中ざら糖(通称ザラメ)を生産する予定。
(※ザラメとは:粒が大きく、煮物、すき焼き、お漬物、わた菓子作りなどに使用される茶色い砂糖。)
工場では日本統治時代に導入された設備が現在でも使われている。
*開幕式典
操業開始の18日に行われた今期の製糖期間の開幕式典には張麗善(ちょうれいぜん)雲林県長や「台湾糖業公司(こんす)」の董事長、日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会の片山和之(かたやまかずゆき)代表(台湾における日本の大使に相当)らが出席。操業の順調と目標生産量の達成を祈願した。
片山代表は式典の中で、「砂糖製造業が今後も発展していき、台湾と日本の友好関係も促進されることを期待する」と述べました。
*今日の一曲
夏川りみ(沖縄県石垣市出身のシンガーソングライター):さとうきび畑
Rti 台湾国際放送
Rti 台湾国際放送 