今日ご紹介するキーワードは「總統府春聯」。
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新たな一年、2025年が始まりました!が、伝統行事は旧暦で行われる台湾では、お正月といえば「春節(旧正月)」ですので、今日(1/2)はいつも通り、みんな仕事をしています。そして、台湾ではこれから“お正月準備”が始まります。
台湾でも旧正月前には、年末大掃除を行って、家の扉に貼ってある「春聯」と呼ばれる縁起のいい対句や文字などが書かれた赤い紙を新しい物へと貼り換えて新年を迎える準備をします。
その「春聯」は、この時期になるとあちらこちらで販売していたり、配布していたり、中には自身で書いたりするんですが、総統府でも毎年、総統と副総統の署名入り「春聯」を枚数限定で配布していて、それを楽しみにしているという人も多くいます。
その2025年の“総統府の「春聯」の対句は「六順和春」と書かれています。
これは、2025年の干支であるへび年は、十二支の中で6番目であること、そして「へび」は台湾最大の方言・台湾語では「溜(liù)」と呼ばれ、滑らか、順調の意味があります。また順調の“順”もスムーズさや成功を表現。そして、平和の“和”は調和やハーモニーを意味し、その発音が台湾語の“良い”という意味の「好(hó)」と似ていること。“春”は草木の成長や活力と生命力の象徴であり、その発音が台湾語の繁栄を意味する「賰(tshun/ㄕㄨㄣˇ)」と似ているという意味があるんだそうです。
そのようなことから「六順和春」は、台湾華語と台湾語の意味を掛け合わせて「すべてが順調に進み、繁栄する」という意味を表しているということです。
なお、この対句は台南出身の白聆氏の発想で、書道家の陳吉山氏が揮毫しました。
そして、毎年「春聯」だけでなく、お年玉などを入れるお祝いの赤い封筒“紅包袋”や1元硬貨が付けられた“一元福袋”も一緒に配布されるんですが、これら今年のデザインを手掛けたのは、南部・台南出身のデザイナー・李明道氏─。
李明道(Akibo)氏は、羅大佑(ルオ・ダーヨウ)、伍佰(ウーバイ)、林強(リン・チャン)、李宗盛(ジョナサン・リー)、新寶島康樂隊(New Formosa Band)、張惠妹(アーメイ)など、有名アーティストのアルバムデザインやコンサートのビジュアルデザインを手がけたことがある人物で、今回、どのようなデザインになっているのか、本人の説明によると、書道家の陳吉山氏が揮毫した文字に、頼清徳・総統、蕭美琴・副総統が描いた犬と猫のイラスト、そして象牙柿(ヤエヤマコクタン)、月桃(げっとう)、瓊崖海棠(テリハボク)という3種類の台湾原生植物を組み合わせ、新年の楽しい雰囲気を表しています。
頼清徳・総統が犬を、蕭美琴・副総統が猫を書いているんですが、蕭・副総統の絵はキリッとした美しい猫で、一方の頼・総統の絵は愛嬌ある可愛い犬の絵。何だか二人の雰囲気ととても似ているイラストとなっていますよ。
でも巳年なのになぜ犬と猫のイラストなのかというと、これには、台湾が活気にあふれ、自由で、友好的で温かい国であり、動物に対しても優しく幸せな国であることを象徴しているんだそうです。
そしてちゃんと「春聯」と“紅包袋”には、今年の干支の蛇のデザインの印章もありますよ。
「総統府春聯」などは、今年も1月1日から24日まで、台北市にある総統府の参観イベントとあわせて毎日配布中です。もし、今台湾にいらっしゃるという方は、総統府も見学して今年の「総統府春聯」を記念にもらってきてはいかがでしょうか。
Rti 台湾国際放送
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