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(月)こんにちは、台湾 - 2024-12-30

  • 30 December, 2024

前半:台湾の歴史の話題

2019年に新たに開幕した南部・台南市の新たな観光スポット「台南山上花園水道博物館」に関する話題

*台南山上花園水道博物館とは?

  • 1922年に完成し1982年間で利用されていた山上浄水場の建物をそのまま利用した、日本統治時代の水道の歴史を学べる博物館。

  • 園内では、日本統治時代の台南市民の生活用水の歴史やその処理工程に関する展示を見られる。

  • また、水道に関する歴史や知識についてより分かりやすく解説するため、プロジェクションマッピングや人形劇による説明も。

  • 建物や浄水施設の保存状態が良好であるだけでなく、元々飲料水を生産する施設であったことから長年周辺の開発が制限されてきたため、手付かずの自然が残っている。そのため豊かな自然生態系も維持されており、歴史研究のほかに自然観察にも最適な場所。

  • 広大な敷地には小さな子供が遊べる水遊び場や砂遊び場、カフェやちょっとしたお土産屋さんなど、家族連れで過ごせるスペースもある。

*博物館の前身「山上浄水場」とは?

  • 日本統治時代に台南市へ良質な飲料水を供給するため川から汲み上げた水を綺麗に浄化するために建てられた施設。

  • 1952年には急速ろ過システムが増設され、戦後の人口増加にも対応していた。その後、他の浄水場が整備される1982年までの60年間、台南の人々に水を供給し続けた。

  • 2002年には当時の台南県の県指定文化財に、2005年には台南市で22箇所目となる国家指定古跡に認定。そして2002年から台南市により進められた古跡修復計画により、2019年に博物館として生まれ変わった。

  • 全国の文化財で最も広い面積を誇る。

*山上浄水場ができるまでの過程

  • 亜熱帯〜熱帯地域である台湾では、感染症対策として、綺麗な水の管理が非常に大切だった。そこで、当時台湾を統治していた台湾総督府は水道インフラの整備を行った。その一環として、当時の台南の人々に良質な飲料水を供給するため、帝国議会での予算承認を経て10年間の工事を経て山上浄水場がつくられた。10万人分の供給能力をもっていたが、当時の台南市は人口8万人だったため、十分の規模の浄水場であった。

  • 総督府の土木部の水道エンジニアとして、多くの水道インフラを手がけ「台湾水道の父」と呼ばれた濱野彌四郎(はまの やしろう)さんが設計を行い建てられた。濱野さんは23年間に及ぶ台湾駐在期間に、台南だけでなく北部・台北から台南より更に南の屏東にいたる台湾全国で水道事業に携わり、構築した水道システムは全部で16箇所にも及ぶ。

  • その功績を讃え、浜野さんが台湾を離れたのちに、技術者の同僚たちが彼の銅像を建てた。現在博物館の敷地にあるものは近年新たに製作されたものですが、その台座は当時のもの。

*浄水池の桜

博物館から車で約3分、徒歩で約15分の距離には、当時綺麗になった水が送られてきて貯めていた浄水池がある。この浄水池は階段を189段も登って行くことができる高台にあります。なぜなら、この浄水池は、地形の高低差により生まれる重力を利用し平地の市民に水を供給していたため。階段を登った先の頂上では絶景を眺めることができる。

また、この貯水池のあるエリアでは毎年旧正月前後、つまり1月から2月には桜も咲き、こちらも人気なスポットとなっている。

日本風の風景を楽しめるようにするため、2016年から専門家の協力のもとで500以上もの桜の木が植えられた。今では富士桜、吉野桜、八重桜など様々な種類を楽しめる。

*来年の桜についてこんな情報が

昨年と今年の台風により60本以上の桜の木が倒れてしまった。しかし、公的予算の制約から新たに植えるのは困難であった。

そこで台南市の葉・副市長が、長年にわたり文化活動を支援してきた企業家や市民団体に支援を求めた結果、費用の援助を受けることができ、60本以上の桜の木が新たに植えられた。

また他には、博物館側は台南市農業局に3000株の花を植えることを申請。その結果すでにコスモスの花の種などが撒かれたという。

来年の旧正月には台南の注目スポットとなりそうだ。

*「台南山上花園水道博物館」の情報

  • 場所:台南市山上区(台南市の中央部に位置)山上里山上16号

  • 入園料:博物館に入るには入園料として100台湾元、日本円でおよそ470円がかかる。

ただ、博物館少し離れた桜などの植物を楽しめる浄水池エリアは入場無料。

*今日の一曲

《給我一杯快樂水(私に幸せの水を一杯ください)》

歌手:台湾人男女二人で構成される音楽グループ、原子邦(アストロバニー)

アストロバニーは、歌を通して物語を伝えるのがとても上手で、特に青春、成長、失うことをテーマとした歌が多い。誰もが人生の中で、少なくとも一度は経験したことのあるこれらのテーマの歌は、多くのファンの心を掴んでいる。

今回ご紹介する《給我一杯快樂水(私に幸せの水を一杯ください)》は「忘れかけていた初心を探し求める 」をテーマに、一人一人の心の奥底にも埋もれている夢を歌い、聴いた人ににその実現を促す曲となっている。

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