キーワード:「香蕉派對」
今月7日と8日に台湾南部・高雄市で開催されたイベントの名前のこと!
2024年は、元々「高雄街」と呼ばれていた地区が昇格し「高雄市」が設置され、高雄で市としての政治、「市政」が始まって100周年を迎えます。また、「縦貫線」と呼ばれる鉄道路線のうち、現在の高雄市から台南市までの区間が開業してちょうど124年という年でもあり、高雄市は「100年鉄道復興計画」を押し出し、かつて使用されていた車両を改造して観光列車として今月1日から運行を開始しました。その列車の名前は「哈瑪星號(はませんごう)」といいます。この「哈瑪星(はません)」とは、かつて日本統治時代に日本人居住区として形成されたエリアの当時の地名です。当時貨物線が港、すなわち浜に沿って走っていたことから、この一体を「はません」と呼ぶように。ここは台湾初となる、埋立地を利用し区画整理されてできた地区で、日本統治時代、地方行政の中心地として高雄で最も栄えていました。また、1960年代には多くのバナナがこの地にある高雄港から日本へ輸出されていたため、貨物線で運ばれてきた全国からのバナナが集まり、「バナナ王国」とも呼ばれていました。
ここから話すのが、今日のキーワード「バナナパーティー」とつながる内容です。
当時はバナナの保存技術が進んでいなかったため、日本に輸出されたバナナが日本の港に到着したときには、すでに熟して傷んでしまっていたそう。そこで、北九州市の「もん」に「上司のし」と書く門司港(もじこう)と呼ばれる港の商人たちは、バナナを素早く売ってお金にする手段として、「バナナの叩き売り」をするように。これは売り手がユニークなセリフで客を呼び寄せ、高い価格から徐々に下げていくセリによって販売する方法です。これが今月7日の「バナナパーティー」にて、門司港でバナナ叩き売りのショーを行っているメンバーが招待され実演されたのです。「バナナの叩き売り」は2017年、門司港発祥の日本遺産無形文化財に認定されていますので、そんな日本ならではの文化を身近に感じられる取り組みとなりました。
イベントは「哈瑪星鉄道文化園区」という、高雄で最初の駅である高雄港駅の駅舎を歴史館として残したり当時の車両を展示している人気観光スポットにて開催されました。イベントでは他にも、6つの光る巨大なバナナ型オブジェが貨物列車とともに設置されたり、門司港のご当地マスコットキャラクター「バナナマン」を探すスタンプラリーを開催したり、また、音楽ステージが開催されたりと、現地の歴史を体感しながら盛り上がれるイベントとなりました。
私からの一言
ただここまで話しておいてなんですが、実は私、バナナアレルギーなので残念ながら台湾のバナナ、食べられません。でも今回のバナナを主体とした「バナナパーティー」はユニークでとても楽しいイベントだと感じました。
Rti 台湾国際放送
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