今日ご紹介するキーワードは「黑天鵝」。
これは、黒い白鳥=黒鳥のことです。
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普段、私は台湾中部・台中市に遊びに行くと、大体行く先は在来線台湾鉄道の「台中」駅周辺だったんですが、先日、台中國家歌劇院(National Taichung Theater)に行くと、その周辺には比較的新しめの高級マンションが立ち並んでいて、私がいつも見る“台中”の雰囲気と違っていてびっくりしました!
この台中國家歌劇院がある西屯区は、台中市役所もあって“台中の中心”ともいえる場所で、開発も進んでいて、近代的な建物が立ち並んでいるんですが、そのビル群の間に「秋紅谷景觀生態公園(秋紅谷景観生態公園/メープルガーデンパーク)」という、大きな池のある緑豊かな公園があります。
この「秋紅谷景觀生態公園」は、フラットな公園ではなく、くぼんだ形をしているのが特徴です。2010年に完成した公園で、アジアで初めての、そして最初に「埋め戻し工法」を使用して作られた大型都市における凹型バイオレテンション(生物滞留池)緑地公園で、緑化、景観、生態、さらには治水機能を備えています。また、ヒートアイランド現象による暑さを効果的に緩和する“台中市の肺”とも呼ばれています。
そんな「秋紅谷景觀生態公園」は2014年に、“建築界のアカデミー賞”と呼ばれる、不動産業者の国際組織、世界不動産連盟(FIABCI)の “優秀賞”に選ばれていて、地元の人々はもちろん、観光客にも人気のスポットとなっています。
生態系も豊かなこの「秋紅谷景觀生態公園」には、様々な鳥たちも住んでいるんですが、その中には、珍しい鳥、今日のキーワード「黑天鵝(黒鳥)」の家族も住んでいて、公園の池を優雅に泳ぐ姿は地元の人たちから人気となっています。
この黒鳥は、最初は2羽だけだったそうですが、去年の6月に6羽の赤ちゃんが誕生!ところが残念ながら6羽ともなくなってしまいました。そして今年の2月に今度は8羽の赤ちゃんが誕生したことから、台中市建設局は3か月にわたる「黒鳥の赤ちゃん保護プロジェクト」を立ち上げ、慎重に守り、無事に大きくなりました。その後も次々と雛が誕生し、現在、黒鳥の家族は15羽にまで増えたんです。
そこで先日、生態教育を促進するため、4羽の第2世代と第3世代の黒鳥を現在の場所から車で15分ほどの距離の南屯区の「豐樂雕塑公園(豊楽彫刻公園/Fengle Sculputure Park)」へとお引越しさせることになったんです。
台中市建設局の陳大田・局長によると、新たなお引越し先である「豐樂雕塑公園(豊楽彫刻公園)」は、6.4ヘクタールとサッカーコート9面ほどある広い敷地の緑地公園で、水域環境も整っていて、専門家による事前の下見でも黒鳥が生存する条件に適しているとの評価を得ているということです。「黒鳥」たちが新たな住処を気に入ってくれるといいですね。
そして台中市建設局では、より多くの市民が希少な黒鳥の姿を間近で観ることができるよう、今後も引き続き公園の生態管理を強化して、市民により良いレジャー空間を提供するとともに、都市生態系の保全にも貢献していきたいとしています。
黒鳥を観る機会はそれほど多くないかと思いますので、もし台中に行かれることがあれば、皆さんもぜひ、探しに行ってみてください。
ただ、黒鳥は特別な管理下にあるうえに、強い縄張り意識を持っているので、もし縄張りに入り込もうとしたり、邪魔をしようとすると、大きな声で鳴いたり、首を伸ばし、羽を広げて攻撃するなどの行動をとるそうですので、黒鳥を観る時は、距離を保ち、柵を越えず、餌を与えたりせず、黒鳥たちが幸せに暮らし、成長できるように暖かく見守ってあげてくださいね。
Rti 台湾国際放送
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