今日ご紹介するキーワードは「爸爸節」。
これは、「父の日」の事です。
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「父の日」といえば日本では6月の第3日曜日とされていますよね。ですが、台湾では今日、8月8日が「父の日」なんです。
「父の日」の始まりは、「母の日」の最初のイベントが行われた翌年、1909年にアメリカのワシントン州に住むソノラ・スマート・ドッドさんが、教会で行われた「母の日」の礼拝に参加した後、ふと「どうして“母の日”はあるのに“父の日”はないのかしら?」と思ったことがきっかけなんだそうです。
なんでも、ドッドさんの母親は彼女が十代の時に亡くなっていて、彼女を含めた6人兄妹を男手一つで育ててくれた父親は、どの母親にも負けず劣らずの愛情と努力を注いでくれた。そこで、父親に感謝をする日も作りたいと思ったんだそうです。
そして、ドッドさんは様々な教会組織に働きかけたり、市長や州に提案し、1910年に最初の「父の日」の式典が行われました。
その後、1916年の「父の日」の式典でウッドロー・ウィルソン大統領が演説を行ったことをきっかけに広く知れ渡り、1966年、リンドン・ジョンソン大統領が正式に「毎年6月の第3日曜日をアメリカの父の日とする」と発表。1972年には「父の日」がアメリカの国定記念日の一つになったんです。
そして、それが世界へと広がっていきました。
日本もそうですが、世界の「父の日」はアメリカに倣って6月の第3日曜日としている国が多いのですが、台湾では“8月8日”が「父の日」です。
これはなぜかと言うと…“お父さん”の中国語・台湾華語の発音は「爸爸(ba4ba)」。そして数字の“8”の発音は“ba1”で似ているということから、“8”が2つ並ぶ「8月8日」=88(ba1ba1)が“爸爸節(ba4ba jie2/パパの日”)=つまり「父の日」となったんだそうです。
また、ただ語呂合わせというだけでなく、中華民国政府がまだ台湾に渡って来る前の1945年、日中戦争も終わりに近づいていたころ、上海の一部の心優しい人たちが、この戦争では多くの人が父親になれず亡くなったり、多くの家庭で父親を失ったりしていることから、「8月8日を父の日としてはどうか」と提案したことが始まりとされています。
その後、中華民国が台湾に渡りますが、この「父の日」はとてもいいアイデアだと思った人々が、政府に「父の日」と制定することを提案。現在では8月8日が正式に台湾の「父の日」となっています。
日本には1950年代ごろに伝わり、広く一般的な行事となったのは1980年代に入ってからだと言われているので、それから比べると台湾ではかなり早くから「父の日」が広まっていたんですね。
ちなみに、「父の日」を8月8日としているのは、世界で台湾とモンゴルだけで、同じく“お父さん”のことを「爸爸(ba4ba)」という中国では8月8日は「父の日」ではありません。
中華民国が「父の日」を制定後、台湾に渡るまでの3年間は「8月8日の父の日」は中国大陸でも法律で制定された日でしたが、中華人民共和国になってからは正式には「父の日」は制定されていないそうです。
ただ、西洋文化が入ってきた影響で、現在では6月の第3日曜日を「父の日」として商業イベントが行われているようです。
そのため、今日のキーワード「爸爸節」は“台湾の父の日”のことを指します。
なお、「爸爸節」はカジュアルな言い方で、正式には「父親節」という言い方をしていますよ。
台湾の父の日も日本同様、母の日ほど盛り上がらず、ともすると忘れられがちです。
ネットでも、その原因は何なのか議論が繰り広げられていて、その中の一つに、「母の日は“日曜日”と必ず休みだけど、台湾の父の日は語呂合わせから8月8日で必ずしも休みではないからではないか」として、「父の日を祝日に定めれば父の日の地位も挽回できるのではないか」という意見から、他の国同様に6月の第3日曜日にするべきではないかという声もあります。
しかし、日本は父の日も日曜日で休みであるにも関わらず、忘れられがちなのを見ると休みであるかどうかはあまり関係ないかもしれませんね。
でも、多くのお父さんたちは、盛り上がる盛り上がらないはあまり気にしていないようで、家族で過ごすことができればいいと考えている人が多いようですよ。
今年(2024年)の「爸爸節(台湾の父の日)」は今日、木曜日と平日ですが、今頃、お父さんと一緒に家族で食事を楽しんでいる人も多いかもしれませんね。
Rti 台湾国際放送
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