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きょうのキーワード(木曜日) - 2024-07-25_城市三劍客

  • 25 July, 2024
きょうのキーワード(木曜日)
台湾本土のスズメとは違う種類のスズメも確認されている。(写真:屏東鳥會提供/CNA)

今日ご紹介するキーワードは「城市三劍客」。

直訳すると「都会の三銃士」という意味ですが、何のことかわかりますか?

これは、台湾の街中でよく見かける3種類の鳥のことです。

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日本でも街中でよく見かける、都会に生息する身近な野鳥は「都市鳥」と呼ばれていて、スズメ、ツバメ、カラス、キジバトなどがその代表的存在ですよね。

台湾でもその「都市鳥」がいて、その中でもよく見かける代表的な3種類の鳥のことをまとめて「城市三劍客(都会の三銃士)」と呼んでいるんです。

その3種類、一体、どんな鳥かわかりますか?日本でもよく見かける鳥もいますし、きっと名前は聞いたことあると思いますよ。

その3種類とは…、「麻雀(スズメ)」、「綠繡眼(メジロ)」、そして「白頭翁(シロガシラ)」なんです。

誰がそう呼び始めたのかはわかりませんが、もう20年以上前からそのように呼ばれているそうで、これらの鳥たちは都市の人間の生活に既にしっかりと適応して生きています。

ただ、この「城市三劍客(都会の三銃士)」は今、それぞれに大きな問題を抱えているんです。

まずは「城市三劍客(都会の三銃士)」の中でも台湾で最もよく見かける、日本でも「都市鳥」としてお馴染みの「スズメ」─。

田舎から都会までどこでも日常に当たり前のように見かける存在ですが、近年、その数が減っているそうです。

なんでも、似た食性を持つ外来種の「八哥鳥(ハッカチョウ)」によって住処を追われたり、捕食されたりしているそうです。「八哥鳥(ハッカチョウ)」とスズメの体の大きさを比べても片やLサイズと片やSSサイズと言うくらいにその差は大きいので、スズメは勝ち目がなく、多くの人も近年、スズメが「八哥鳥(ハッカチョウ)」に取って代わられていることに気づくも嘆くことしかできないと言われています。

次に、「城市三劍客(都会の三銃士)」2種類目の「メジロ」─。

黄緑色の小さな鳥で目の周りが白く囲まれていることから日本ではその名がつけられていますが、台湾華語では「綠繡眼」と書きます。メジロの鳴き声は人間にとってとても心地よいことから、台湾最大の方言、台湾語では「青笛仔」と呼ばれています。

そんなメジロの問題は、近年、外国から持ち込まれ、飼われたりしていた種類の違うメジロが逃げてしまったり、放されてしまい、その後、本土の台湾のメジロと交配して遺伝子が変わってしまった次世代が出てきているということなんだそうです。

そして、「城市三劍客(都会の三銃士)」、3種類目の「シロガシラ」─。

頭の部分が白いことからその名前が付けられた、「城市三劍客(都会の三銃士)」の中で一番大きな鳥です。

早朝に響かせる鳴き声がとてもすがすがしくて、私も好きな鳥なんですが、「シロガシラ」の抱えている問題は、人間のせいで起こっているものだそうです。

なんでも台湾では「宗教的放鳥」=鳥を放つ儀式が盛んに行われ、「シロガシラ」はその「放鳥」のための鳥としてよく使われてきたそうです。その「放鳥」のために鳥を捕まえ、売り、そして放つというサイクルを人間が行ってきたことによって、その過程で傷つき死んでしまったり、生き残った「シロガシラ」も、本来は分布していなかった地域で放たれたことで、本来交わるはずのなかった生活領域での交配が進み交雑種が出てきているんだそうです。

交雑種が生まれることが必ずしも悪いことではないのですが、それによってどうしても数が少ない方が不利でどんどんと減っていき、絶滅してしまう可能性もあることから心配されています。

20年以上にわたって「城市三劍客(都会の三銃士)」とされてきた、「スズメ」、「メジロ」、「シロガシラ」ですが、このような問題から、この後20年後もこれらの鳥たちが身近な場所で観ることができるのか心配されています。

環境の変化によって起こる生態系の変化は仕方のない部分もありますが、私たちのせいで問題を起こしてしまわないようにしたいですね。

もし台湾の街角で「城市三劍客(都会の三銃士)」を見かけたら、温かく見守ってあげてくださいね。

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