台北市の南部に、国立台湾科技大学という大学があります。1974年、国立台湾工業技術学院として設立され、1997年に大学に改編され「国立台湾科技大学」と名称を改めました。英タイムズ紙が発行する高等教育に関する情報誌『タイムズ・ハイアー・エデュケーション』の世界大学ランキングは、5つの領域における18の指標により、各大学が評価されますが、2024年版のランキングで、国立台湾科技大学は「国際性」のスコアで台湾トップとなったほか、「就職ランキング」でも世界86位に入り、国立台湾大学に次いで台湾2位、そして共に世界トップ250に入りました。
このように、台湾を代表する理系の名門大学である国立台湾科技大学ですが、さらに大きな特徴があります。それは外国籍の研究生の多さです。2023年度の1学期、台湾科技大学には、修士課程、博士課程で学ぶ研究生は、世界60の国と地域あわせて1366人いました。この1366人という外国籍の研究生の数は、台湾の大学の中で、最多であるだけでなく、学生全体に占める割合も最高となっており、修士課程では17%、博士課程に至ってはなんと、およそ43%が外国籍の学生なんです。
高い評判が優秀な学生を呼び込み、また、卒業生が海外で活躍することで、台湾科技大学の名を世界で轟かせるといういい循環となっています。また、台湾の産業界が人手不足である中、台湾科技大学そして産業界は、世界各国への展開に欠かせない貴重な人材として、同校出身の優秀な外国籍の研究者を繋ぎとめようとしています。熊本工場建設で話題となっている世界を代表する半導体ファウンドリーTSMCなど、台湾のハイテク企業でも台湾科技大学の外国籍の卒業生がたくさん活躍しているんです。
これほどの外国籍の研究生がいるのはなぜなのでしょうか。本日は、台湾のビジネス雑誌『天下雑誌』の記事をもとに、台湾科技大学の取り組みについてご紹介したいと思います。
Rti 台湾国際放送
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