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きょうのキーワード(木曜日) - 2024-01-11_三條白線

  • 11 January, 2024
きょうのキーワード(木曜日)
(写真:「爆廢公社」 フェイスブックページより)

今日ご紹介するキーワードは「三條白線」。

これは、直訳すると「三本の白い線」です。

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リスナーの皆さんの中には、この年末年始、久しぶりに台湾を訪れたという方もいらっしゃるかもしれませんね。以前訪れた時と変わったなぁ!と思ったところ、変わってないなぁ~と思ったところ、ありましたか?

実はここ数年、ある場所が変わっていて、話題となっています。

その場所とは“横断歩道”─。

台湾北部・台北市や新北市で縦に「三條白線(三本の白い線)」が入っている横断歩道を見かけたことがありませんか?

全ての場所ではないんですが、一部の横断歩道のゼブラ柄に垂直に3本の白い線が入っているところがあるんです。一体なぜなのでしょうか。

台湾の人たちもまだよく知らないという人が多く、先日、ネット上で話題となった際にも、「マセラッティ専用レーンだよ」とか、「アディダスとの提携だよ」といった、企業のエンブレムやロゴと“三本線”をかけてジョークを言う人や、「警察の飲酒検査用の線だよ」とか、「人と自転車の通行を分ける為では」などなど…様々な意見が出ていましたが、実はこれは目の不自由な方の「ガイド線」なんだそうです。

台湾の横断歩道でも日本と同じように目の不自由な方のために、「カッコー」や「ひよこ」の鳴き声がなる信号を設置しているところもありますが、幹線道路は交通量が多く、車やバイクの騒音で音が聞こえないということもありました。そして、道路を横断する際に歩く方向が分からなくなってしまうという報告もあったそうです。そこで、この“三本の白い線”が書かれた横断歩道の実証実験が始まりました。

この“三本の白い線”は、横断歩道を真っすぐ貫くように道路の端から端まで書かれていて、よく見てみると横断歩道のゼブラ模様の白線よりも0.4センチ厚みが厚くしてあります。この厚みを大きくすることで足の感覚で線を感じやすくなっているので、目の不自由な方でも真っすぐ道路を渡りやすいようにガイドします。また、滑り止め係数もゼブラの部分45よりも少し引き上げて65にしてあるそうです。

現在、主に北部・台北市と新北市の主要な駅近くの横断歩道や、病院、学校周辺の横断歩道などにこの“三本の白い線”が書かれていています。

実は私も、“三本の白い線”が書かれている横断歩道を見かけたことがあって、何の線なのかな~?と思っていたんですが、こういうことだったんですね。

そしてさらに、一部の横断歩道には“スマート音声信号”も増設していて、目の不自由な方がアプリを使って、前方の信号が今、赤なのか青なのか、そして信号が変わるまでの残りの秒数を知ることができるようになっています。

この“スマート音声信号”は、昨年(2023年)末に設置が始まったところで、同時に視覚障害者協会と協力して、関係する教育訓練や意見交換を行っていて、目の不自由な方が実際に体験してどうだったかの意見を集め、改善ポイントを検討していく計画だとのことです。

このアプリによる音声案内と“三本の白い線”によるガイドによって、道路をより安全に横断できるようにしています。

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ちなみに、台湾の道路に関するものでもう一つ、“歩行者用道路”を示す、親子が手を繋いで歩いている絵についても今、話題となっています。

実は、現在は子供の絵が道路側、大人の絵が内側にかかれていて、これまでにもたびたび保護者から位置を入れ替えるべきだと声が上がっていたんです。台北市では一部の絵を既に入れ替えて書いたりしているんですが、度々、議論になっていたことから、先ごろ交通部が提出した「道路交通標識等設置規則」改正案にこの“親子の絵の位置”についても組み込まれ、今後は大人が道路側で、子供が内側に書くように変更するそうです。早ければ今年2月から書き換えが行われるとのことですよ。

“歩行者用道路”の親子の絵を見かけたら、変更前なのか変更後なのか注意して見てみてくださいね。

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