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きょうのキーワード(木曜日) - 2023-07-20_芒果

  • 20 July, 2023
きょうのキーワード(木曜日)
こうなってしまわないように公園路燈工程管理署はマンゴーの果実が熟して落ちてくる前に実を取って通行の安全を確保している。(写真:CNA)

今日ご紹介するキーワードは「芒果」。果物のマンゴーのことです。

台湾と聞いてイメージするフルーツの代表格といえば、やはり「マンゴー」でしょう。

特に日本人には、見た目はまるでリンゴのような鮮やかな赤で、果肉は濃いめの黄色。芳醇な香りと濃厚な甘みに加えてジューシーさが特徴の「愛文芒果(アーウィンマンゴー/アップルマンゴー)」と呼ばれる品種が人気ですが、実は、台湾にはいろんな種類のマンゴーがあるんですよ。

台湾の街の果物屋さんで「アップルマンゴー」と同じくらいによく見かけるのが、「金煌芒果(キンコウマンゴー)」。見た目は黄色で、重さは1キログラムを超えるものが多い、まるでパパイヤのようなどっしりとした大きめのマンゴーです。味は「愛文芒果(アップルマンゴー)」と比べると少し濃厚さ控えめのさっぱりしたマンゴーです。

一般に、かき氷店のトッピングなどで使われているマンゴーはこの「金煌芒果(キンコウマンゴー)」が多いんだそうですよ。

もう一つ、果物屋さんで目にすることも多い種類が、「玉文芒果(ギョクブンマンゴー)」。

こちらは、「愛文芒果(アップルマンゴー)」と「金煌芒果(キンコウマンゴー)」を掛け合わせた品種で、「金煌芒果(キンコウマンゴー)」の大きさと、「愛文芒果(アップルマンゴー)」の香りと甘さと果肉の多さを持っているのが特徴です。糖度は「愛文芒果(アップルマンゴー)」よりも高い、“良い所取りのマンゴー”と言われています。

そして今年特に注目を集めているのが、“マンゴー界のLV”とも言われている「夏雪芒果」。これは、「愛文芒果(アップルマンゴー)」や他の外国品種が輸入されて改良されたものとは異なり、全て台湾で研究栽培され、台湾で初めて特許を取得したマンゴーです。果実が大きく、「土芒果」の芳醇な香りを持ち合わせたマンゴーです。ただ、価格が通常の「愛文芒果(アップルマンゴー)」の3倍するということで、多くは海外に輸出されていましたが、今年、台湾はマンゴーが豊作で、この高級マンゴーも台湾の一般の市場に結構出回っています。

そして、その芳醇な香りを持つという「土芒果」とはどのようなものかというと、台湾の人たちに最も馴染みが深いマンゴー。台湾で最も早くからある品種で、小ぶりで、皮は緑色をしています。繊維が多く食べられる部分が少ないんですが、味も香りも濃厚で、その甘酸っぱさは、台湾の多くの人が「一番美味しい!」というマンゴーです。

夜市などで見かける「情人果」や「芒果青」というのは、5~6分熟れのまだ熟しきっていないこの「土芒果」を漬け込んで作っているもので、熟したものは砂糖漬けやドライ芒果に加工されたりしているそうです。

そんな、台湾の人たちになじみの深い「土芒果」。実は、街のあちらこちらに木が生えているんです。そして台北市では毎年、公園や道路を管理する部署が、マンゴーの果実が熟して落ちてくる前に実をとって、通行の安全を確保しているんですよ。知っていました??

(マンゴーの樹は背が高く、6メートルから12メートルの高さになることから、そこから落ちてきた実が当たると危ないですからね~)

今年も5月から6月にかけてその作業を終えていたんですが、今年は気候の影響からマンゴーがどんどん成長していて、作業を終えた後にもまた実を結び、果実が成長してきたとして、今月(7月)に再度、実を落とす作業が行われたんです。何だかもったいない気がしますが、こうやって安全が保たれているんですね。

ちなみに、落とした果実は、食用には適さないことから、原則として堆肥化するそうですが、もし教育目的として要望があれば、近隣の一般市民にも提供されているんだそうです。

夏に台湾を訪れたら、結構身近なところにマンゴーの樹があるので探してみてください。でもたまに、かなり熟して黄色くなった「土芒果」が落ちてくることがあるので気を付けてくださいね。

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