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きょうのキーワード(木曜日) - 2023-04-27_「懸日」

  • 27 April, 2023
きょうのキーワード(木曜日)
昨年(2022年)の台北駅のすぐ近く、台北市忠孝東西路での「懸日」の様子。(写真:CNA)

今日ご紹介するキーワードは「懸日」。

「懸日」とは、中央気象局の説明によると、太陽が低い位置にある時、大気中を通る太陽光の経路が長くなり、オレンジ色が強くなる。この時、もし太陽がちょうど高いビルに挟まれた通りの端にあると、まるで黄金色のビルに太陽が挟まれたような美しい光景となる。その様子を「懸日」と呼ぶとしています。

つまり、ニューヨークのマンハッタンで年に2回見られるという天体現象、“マンハッタンヘンジ”のような現象のことを言います。

この“マンハッタンヘンジ”はマンハッタンの街は高層ビルが立ち並んでいる道が東西南北の碁盤目状に走っているということから起こる現象ですが、台湾の道も、道路の名前に「〇〇東路」「〇〇西路」「〇〇北路」「〇〇南路」…とついているように、東西南北に真っすぐ走る道が多くあります。

そのため、マンハッタンほどの高層ビル群ではありませんが、台湾の街中でも“台湾版マンハッタンヘンジ”を観ることができるんです。

近年は中央気象局が毎年「懸日預報」を出しているんですよ。

そして、それによると、今度の日曜日(4/30)から5月2日までの3日間、台北駅のすぐ近く、台北市忠孝東西路で、そして5月3日から5月5日までの3日間は、台北市西門町の西側、峨嵋街で観ることができるそうです。

数年前、私もそのタイミングに合わせて、台北駅の南東側、行政院などの建物がある忠孝西路の交差点にかかる歩道橋に行って、「懸日」を観たことがありますが、ここから観ると、ビルがオレンジ色に染まるだけでなく、ちょうど道の先に、清朝時代の台北府城の城門であった古跡の「北門」があるので、夕陽を背にしてシルエットとなった「北門」もあわせ、台湾の新旧の建物の景色も一緒に楽しむことができますよ。

ちょうど日本はゴールデンウィークなので、このタイミングに台湾を訪れる予定だという方、台北駅周辺を通る人もきっと多いと思います。夕方、台北駅前の大きな通りでたくさんの人がカメラを構えているのを見かけたら、きっと「懸日」を狙っている人たちだと思いますよ。

皆さんも、そのタイミングに近くにいたら一緒に楽しんでみてくださいね。

「懸日預報」では、4/30(日)は17:57-18:17、5/1(月)は17:54-18:14、5/2(火)は17:51-18:11に、5/3(水)は17:58-18:18、5/4(木)は17:56-18:16、5/5(金)は17:53-18:13に観ることができるとのことですよ。

なお最近では、中央気象局が紹介している“ビル群に挟まれた場所で観られる夕陽”ではなくても、オレンジ色の鮮やかな夕陽が周辺の風景と合わさって、美しい景色を生み出すときの夕陽のことも「懸日」と呼んでいて、ちょうど今、台湾最北端の灯台「富貴角燈塔(富貴角灯台)」と大きくて真っ赤な夕陽が沈む際にちょうど灯台と重なる「懸日」が楽しめるとニュースにもなっています。

この「富貴角燈塔」の「懸日」は、5月15日まで観ることができるそうですので、機会があれば台湾の街中だけでなく、海辺の「懸日」も楽しんでみてくださいね。

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