今日ご紹介するキーワードは「烏龍」。
テレビやウェブで中国語のニュースを見ていると、見出しに「烏龍」という言葉がついているのを見かけたことありませんか?
台湾では、「うどん」のことを「烏龍麵」と言いますが、ニュースの内容は「うどん」でもないし、かといって「烏龍茶」でもないし…と、この「烏龍」という見出しを見るたびに一体どういう意味?と私も最初はわかりませんでした。
実はこの「烏龍」という言葉、「間抜け」とか「ドジ」という意味でつかわれるんです。もっと言うと、「やらかした!」といったニュアンスでしょうか。
なんでも、広東語の「烏龍」の発音が英語の「own goal」と似ていることから広まったと言われています。
なので、実際にサッカーの「own goal」は「烏龍球」と言うそうです。
ところで先日、その「烏龍」という言葉が使われたこんなタイトルのニュースがありました。
「點烏龍麵鬧烏龍!(うどんの注文でやらかした!)」
どんな内容かというと、先日、あるネットユーザーが友達と日本を旅行中、夜ご飯にうどんを食べに行ったところ、メニューの追加の欄に「玉」という文字があるのを見つけたそうです。しかも追加料金なし。
最近、台湾では卵不足が続いていますし、日本でも卵の価格が高騰しているのは知っているので、これを見て、卵が高騰しているこの時代に何て親切なお店なんだ!と、二人とも張り切って追加したそうです。
ところが、「お待たせしました!」と店員さんが運んできたのは、「追加の麺」。
そう、“卵”だと思っていたのは“替え玉”のことだったんです。
これには、注文した本人達は唖然としたそうです。
この出来事をネットに書き込むと、他のネットユーザーから、「“玉”に“子”と書いてあるものが“たまご”で、“玉”しか書いていないものは丸い球状のものを意味するんだよ。覚えておいて」との説明の書き込みがありました。また、中には、「自分もやったことある。替え玉1つ追加しちゃった」なんて書き込みも。
台湾も日本も、どちらも漢字社会ですが、想像していた意味と違ったりして、時々このような勘違いも起きますよね。でもそれがちょっとくすっと笑えて楽しかったりもするんですが、ただ今回、本人達が笑えなかったのは、追加した替え玉はそれぞれ3玉ずつだったそうで、頑張って食べたけど最終的には食べきれなかったんだそうです。
まさに記事のタイトル「點烏龍麵鬧烏龍!(うどんの注文でやらかした!)」状態だったようです。
この記事は、「次回は“うどん”を注文する前にはしっかりと確認する必要があります。“卵”の替わりに“麺”が出てきたら本当に間抜けですからね…」という一言で締められていました。
皆さんもそんな「烏龍(やらかした!)」と言うような出来事、ありますか?
ちなみに、日本の有名な漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」。中国語のタイトルは「烏龍派出所」と書くんですよ。つまり“ハチャメチャな派出所”と言ったところでしょうか。この中国語名を付けた方、さすがだなと思いました。
あ、あともう一つ余談。この後の番組、「ウーロンブレイク」の「ウーロン」は「めちゃくちゃ」とか言う意味の使い方ではありませんからね。ゆっくりと音楽を楽しんでくださいね。
Rti 台湾国際放送
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