今日ご紹介するキーワードは「台北車站前的忠孝西路」。
これは、場所のこと。台北駅前を走る忠孝西路という道路のことです。
*****
台湾を訪れたことがある方なら、台北のメインステーション、台北駅周辺を歩いたことがある人は多いと思います。
その台北駅の南側、新光三越や、台北凱撒大飯店(シーザーパークホテル)、台北天成大飯店(コスモスホテル)などの目の前を走る大きな道路が今日のキーワードの「台北車站前的忠孝西路(台北駅の忠孝西路)」です。
この道路、広くて、車やバスもたくさん行きかう交通量が多い大きな道路なんですが、通ったことがある方はよく思い出してみてください。この道路でバイクが走っている姿を見かけたこと、ありますか?
台湾の交通というと“バイク”を想像する人も多いように、バイク社会の台湾で、この主要な通りにバイクが走っていないんです。
実はこの台北駅前の忠孝西路は、1978年に台北市が、交通量の増加やバスの多さから、交通速度に影響を与えないようにと、バイクの通行を全面禁止にしていて、それが今まで続いてきたんです。
そのため、バイクユーザーたちは回り道をせざるを得ませんでした。
また、この周辺の道に詳しくないバイクが誤って通行してしまうなどして、この10年近くで合計3万台湾元(日本円およそ13万円)以上の罰金が科されていて、中でも2018年は1年間で7000件以上の違反切符が切られたそうです。平均すると1日20枚の違反切符が切られていることになります。
これには、「市はお金が取れて嬉しい、市民はつらい。バイクユーザーへの差別だ」などという声が上がっていました。
この規定は既に40年以上前に作られたもので、今は道路状況も変わってきていることから、台北市の議員の中からも再検討の必要があるとの声が上がっていて、台北市では検討を行ってきました。
そして、その結果、台北駅前の忠孝西路の“バイクの通行禁止”が12月14日から44年ぶりに解禁されることになりました!
が!解禁されるのは、夜23時から翌朝6時までの深夜帯に外側の車線のみの開放で、それ以外の時間は、引き続きバイクの走行は禁止のままということになりました。
これには、バイクユーザーから、「半年前に、年末には通行解禁!というニュースを聞いて期待していたが、結果がこれなんて。出退勤時間に通れないなら何の意味があるんだ」という不満の声が多数。一部の議員からも「ピーク時の渋滞問題を何も解決できていない」と批判が出ています。
これについて台北市交通管制工程處は、日中にバイクの通行を開放したら安全面に不安があるとして、将来、車やバスの交通量が減少するかどうか、バイクユーザーの運転はどうかを見て、日中開放するかどうかを再度検討したいとしていますが、バイクユーザーからは、「そんな理由だったら、交通量が減る可能性なんて低いんだから永遠に開放できない」と不満に溢れています。
今後、全面開放になる可能性はあるのでしょうか。
まずは、来週12月14日の夜23時から台北駅前の忠孝西路の“深夜帯のバイクの通行が解禁”となります。今後、台北駅前の道路状況がどのように変わっていくのか注視したいですね。
Rti 台湾国際放送
Rti 台湾国際放送 
