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台湾ソフトパワー - 2022-08-23_令和4年度、外務大臣表彰を受賞した「中華文化總會」

  • 23 August, 2022
台湾ソフトパワー
中華文化總會が主催する3年ぶりに開催となるイベント「TAIWAN PLUS 2022台灣吉日」が9月17日、18日に東京・上野恩賜公園で行われる。(写真:総統フェイスブックページより)

今月8月10日、日本で令和4年度の外務大臣表彰式が行われたニュースご覧になりましたか?

この外務大臣表彰とは、日本との友好親善関係の増進に多大な貢献のあった個人および団体の功績をたたえるものです。

その令和4年度の受賞者に、台湾からは、歌手で女優のジュディ・オングさん、台湾における日本研究の推進に寄与した中京大学名誉教授の桧山幸夫さん、そして台湾における日本研究を推進したとして社団法人、台湾応用日語学会が、また日本と台湾の相互理解の促進に貢献したとして台日文化経済協会、中華文化総会、社団法人台中市白冷圳水流域発展協会の2個人、4団体が選ばれました。

その外務大臣表彰受賞団体の一つ、中華文化総会といえば、受賞した理由の「日本と台湾の相互理解の促進に貢献」とあるように、台湾文化を日本に伝える様々なイベントを行っているので、その名前を耳にしたことがあるという人も少なくないのではないでしょうか。

最近では、台湾カルチャーを発信するイベント「Taiwan Plus」が3年ぶりに東京・上野公園に帰ってくる!と発表され、多くの台湾好きの人たちが楽しみにしているイベントの主催機関です。

この中華文化総会は、1967年に設立された、台湾の文化を繋ぐ非政府組織(NGO)です。歴代総統が会長を務めていて、現在は蔡英文・総統が会長を、頼清徳・副総統が副会長を務めています。

1967年の設立当初は、中国共産党が行った文化大革命が倫理、道徳、儒教を核とする中国文化を再設定することを推進していたことから、当時の蒋介石・総統が中華文化復興運動と反共産主義の活動を推進するために、行政院に「中華文化復興運動推行委員會」を立ち上げました。

1990年に組織変更後、「中華文化復興運動総会」となり、翌1991年に内政部の認可を得て民間社団法人化されました。

そして2006年に「國家文化總會」に。2010年に現在の「中華文化總會」へと改名。台湾の民主化と共に、時代に即した役割を担うようになってきました。

なお、民間法人化された後も、会長職は、現在もほとんどが、総統が兼任しています。

現会長を務める蔡英文・総統は、中華文化總會の主な役割について、

第1に、台湾の文化的な強みを強化・深化させ続けること。

第2に、両岸の文化交流と協力の継続的な推進。

第3に、台湾文化と国際文化の交流を強化していくこと。

を掲げています。

第1の台湾の文化的な強みを強化・深化させ続けることについては、文化は生活の積み重ねであり、現在を生きるとと同時に、過去と向き合い、未来を想像していくものである。だからこそ、先輩作家や芸術家の作品を推進すべきで、若い世代のクリエイターが巨匠の肩に乗って、文化を継承していくことができると説明。

第2の両岸の文化交流と協力の継続的な推進では、両岸の交流は、両岸の人々の生活に大きな影響を与え、お互いに相違点もあるが互恵的な協力の余地もある。文化は相互理解、コミュニケーション交流のための最高の架け橋であり、最大限の親善を図り、文化交流を通じて、両岸の相互理解を深めていきたいと考えている。交流の過程において、互いに学習し、さらに自身の文化を豊かにしていく。さらに重要なのは、両岸の文化交流と協力の成果を他の分野でも深めて、相互利益を生み出すことであるとし。

第3の台湾文化と国際文化の交流を強化していくことについて、文化は最も重要な外交力である。台湾の芸術、ファッション、音楽など各分野の文化クリエイターが国際舞台で活躍することは、台湾文化を国際社会に持ち込むことに成功したのと同じようなことである。将来、このような優秀なクリエイターが築きあげた基盤の上にいかにして台湾の明確な文化イメージを再構築するかを考える必要がある。更に、文化交流も新南向政策において重要な役割を果たすだろうとしています。

*****

そんな中華文化總會は、このたび、「新型コロナによって日本に行くことが困難な時期に、台湾で日本に関連する多数のイベントを開催・共催し、日台の関係の深化に顕著な貢献をした」ことが評価され、外務大臣表彰を受賞しました。

中華文化總會では昨年(2021年)、東日本大震災から10年の台日友情年として、奈良美智の特別展や、「日本漫画家の感謝メッセージ色紙展」を行うなど、数々のイベントを開催してきたほか、2017年から台湾の文化を世界に伝えるため、国際社会における台湾の文化の特徴を海外に打ち出し交流を強化していて、日本はその中で最も重要な場所とし、2018年、2019年と「Taiwan Plus」という台湾カルチャーを発信するイベントを開催してきました。

この2年は新型コロナの影響によってイベントは行えなかったのですが、今年(2022年)、3年ぶりに開催されます。今年は、70以上の台湾ブランドが出店するほか、ロックバンド滅火器(Fire Ex)や、台湾原住民族アミ族出身の歌手、舒米恩(スミン)など8組のアーティストも登場。

中華文化總會の鄭麗君・副会長は、台湾と日本の関係について、コロナ禍でもお互いに助け合い、より緊密になり、友愛で結ばれた隣人となったと語っていて、これまでにもイベントを通じて台湾文化の新しいパワーを届けてきたが、今年は更に盛沢山となったと話しています。

なお、中華文化總會が主催する3年ぶりに開催となるイベント「Taiwan Plus」は、9月17日、18日に東京・上野恩賜公園で行われます。

さまざまな形での交流がある台湾と日本ですが、中華文化總會は文化的な面から台湾を発信し、日本との交流を深めていっています。

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