台湾において、市民の生活の足といえる新交通システム、MRTは、台北市、新北市のほか、中部の台中市や、南部の高雄市に、そしてライトレールは、新北市や高雄市で開通していますが、台北エリア以外ではまだその交通網は十分ではありません。乗合バスと鉄道など公共交通機関のみで、行きたい場所に自由自在にいけるのは、台北市とその台北市をドーナツのように取り囲む新北市の一部のエリアのみかもしれません。その為、自家用車に加え、通学や通勤にスクーターを使っている人は非常に多いんです。そうした台湾を象徴する場所として、世界各国のメディアでよく紹介されるのが、河川、淡水河にかかる橋、台北橋で朝のラッシュ時に、なだらかな勾配を大量のバイクがおりてくる、通称「バイクの滝」です。
公共交通機関が充実しているといえる台北市、新北市の市境でもこうした状況ですから、スクーター依存は、台湾全体ではより顕著といえます。今年6月の統計によりますと、台湾で車両登録がされている車と二輪車の合計は2270万台あまり、このうち自動車がおよそ838万台、スクーターなどの二輪車は1432万台あまりでした。中華民国台湾の人口がおよそ2320万人ですので、1432万台といいますと、あかちゃんからお年寄りまであわせて全体のおよそ7割の人がスクーターなど二輪車をもっていることになります。20歳以上が条件の大型バイクを除き、免許取得は18歳以上ですから、この数には18歳未満の子供は入っていません。こう考えますと18歳以上で学校に通ったり、働いている世代の大部分はスクーターをもっている、といっても過言ではないかもしれません。
そして今、台湾の人々の生活には欠かせないスクーター市場に新たな流れがきています。これまでスクーターはじめ二輪車のユーザーは、性別では男性が目立っていましたが、ここに来て、二輪車の新車購入、特に電動スクーターで女性の購入者の割合が高まっているんです。昨年2021年の1年間、新車の二輪車を購入した人のうち、女性の割合は47.34%と男性にせまったほか、電動スクーターについては、51.54%と男性を上回りました。主にスクーターを利用する20歳から64歳の世代自体、女性の人口が男性よりも多いという背景はありますが、それでも女性の利用が伸びていることは間違いないようです。
本日の数字の台湾では、昨年2021年の1年間の新規スクーター購入者のうちの女性の割合「47.34」をもとに、台湾における女性ユーザーの伸び、特に電動スクーターにおける伸びについてご紹介したいと思います。
Rti 台湾国際放送
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