今日ご紹介するキーワードは「黑名單」。
これは、“ブラックリスト”という意味です。
先日、中国大陸の国務院台湾事務弁公室が「頑固な台湾独立分子」として、蘇貞昌・行政院長、游錫堃・立法院長、呉釗燮・外交部長の3人の名前を挙げ批判し、処罰として本人や家族の中国大陸、香港、マカオへの訪問や、関連企業が中国大陸で利益を得ることを禁じる制裁措置をとるとしています。つまり、中国大陸の「黑名單(ブラックリスト)」に名前が載ったんです。
これを受け、名指しされた呉釗燮・外交部長が先ごろ、外交部のSNSサイトに英語で、「中国共産党から“ブラックリスト”に載せられて以降、たくさんの『お祝い』のメッセージを受け取った。多くの人が選ばれなかったことから嫉妬しているようだ。また、私にどこに申請すればブラックリストに名前を載せることができるのかと聞いてくる人もいる。この光栄なことを守るために、台湾の自由と民主主義のために戦い続けます。」とコメントしています。
なかなかウィットに富んだコメントですよね。
ちなみに、中国語では「名單」とは「リスト」のことで、その頭に「黑」をつけることで「黑名單(ブラックリスト)」となるのですが、このように、「黑」をつけることで、“よくない”、“ネガティブ”なものを表現する言い方が他にもあります。
例えば、“ブラックユーモア”は、 “ユーモア”という意味の中国語「幽黙」の前にり“黑”という字をつけて、“黑幽默”と言いますし、「裏社会」のことは「黑社會」と言います。
また、ネットワークやシステムに不正に侵入し、プログラムの破壊や顧客情報の盗用など悪質な行為をする人のこと日本語では「ブラックハットハッカー」と言いますが、中国語でも「黑帽駭客」と言います。
日本語と同じく、“黑”には色の“黒”という意味だけでなく、“よくない”という意味もあるんですね。
ちなみに、「黑名單(ブラックリスト)」という言葉は、今回の件に限らずこれまでも使われていた言葉なので、台湾では中国側が発した「頑固台獨份子(頑固な台湾独立分子)」という言葉の方が“キーワード”としてネット上で注目を集めています。
Rti 台湾国際放送
Rti 台湾国際放送 
